今日もただの夏眠日記である。純度100％、自分だけのための日記だ。
何だかいきなり投げやりだが、これを書き始めたのは15時30分だ。それまでにいろいろなことをしたが、とにかく動きがいちいちスローモーだった。それには原因がある。ウォーキングで頑張り過ぎたのだ。頑張って２日連続で湖を１周した。しかしその代償は大きかった。（←大げさ）
左足はアキレス腱が痛い。右足は脹脛が痛い。両足の親指の付け根が痛い。腰は普通に痛い。こんな状態でてきぱきと動けるものではない。
7時から8時半までウォーキング、帰ったら朝食が置いてあったので、もぞもぞと食べる。この時点でシャワーはまだしていない。汗がしみ込んだシャツを着たままである。結局シャワーをしたのは9時半頃かなあ。それもそうっと体を動かしながら、ゆっくりと、だ。洗濯物を干し終わったのは10時半頃だったかなあ。
そのままぼぉっとしていると気づいた。今日は大谷選手が登板の日だったよな。急いでテレビをつける。それを観ていたら、12時半を過ぎているじゃないか。今日は外出して5つのことをしようと思っているのに、こんなんで大丈夫なのか？それにしても僕が見る時に限って大谷選手は打たれる。残念でしょうがない。
さてと。最初の事案を片付けようじゃないの。母に食材を買って届ける。これが今日一番重要なミッションだ。スーパーに行き、いろいろ買い込んだが、一応電話するか、と思い母に何が欲しいか聞いてみた。そしたら今日はいらない、って言われた。僕は黙っていろいろな物を元に戻したよ、バレないように。今日一番のミッションは終了だ。
あとは細々としたことだけだ。コーヒーを買う、煙草を買う、ながらホンのコードを買う、レコード屋をのぞく、この４つだ。どれも粛々とこなし、家に戻ってきた。身体は相変わらず重い。だから目だけ動かせばいい読書をすることにした。昨日も書いた「槙ノ原戦記」だ。これは面白い。実に楽しく読むことができる。それに僕好みの蘊蓄満載だ。
例えばこんなのだ。
「量子力学は素粒子における時間が過去にも流れることを実証してしまった。電子と陽電子が対消滅するとき、過去から未来に向かう陽電子と、時間を逆行するーつまり未来から過去に向かう電子の姿は量子力学では当然のこととされている」
未来から過去に向かう・・・。なんかよく分からんが、花村萬月は前に量子力学で全てのことが説明できる、って言ってたな。面白そうだな、量子力学。
この調子だと来週早々に読了しそうだ。1冊本を読むことができるなんて実に喜ばしいことだ。ここからちょっと調子に乗ってしまった。
お茶を淹れてあるのに、僕は冷たい飲み物が飲みたいと思ってしまった。そう思った僕はTシャツジャージのままコンビニに行っていた。そしてあろうことかビールとチューハイを買ってしまった。そして今ビールをぐびぐび飲みながら記事を書いているというわけだ。今日「いいこと」はひとつも行っていない。ビール500mlはもうすぐ終わりそうだ。荒んでるな。一般の人の土曜日と変わらないことをしてるじゃないか。
アルコールを入れたら本は読まないことにしているので（その時読んだ内容は忘れちゃっている）、今から酔っぱらいながら「いいこと」をするか、それとも他のことをするか思案中だ。とか言ってるうちに16時になっちゃうぞ。
それにしてもビール500mlでもう頭が朦朧としている。随分酒に弱くなったものだ。
ウォーキングは今回の病休の大事なルーティンである。だからやめるつもりはない。となると、身体が馴染むまでこのスローモーな動きが続くということだろうか。朝の10時に歯医者、とか予定を入れておくと少しはシャキッとするかもしれない。
こういう時はレコ―ドに限る。それもとても耳に馴染んだやつ。というわけで僕がセレクトしたのはビートルズの「ヘルプ！」だった。
このまま「フォー・セイル」、「ウィズ・ザ・ビートルズ」まで聴いていたら妻が帰宅した。そうか、もうこんな時間なのか。じゃあ、夕食を作るか。今日のメニューは「茄子の煮浸し」「小松菜とえのきの中華風和え物」「豚ミンチとニラのスタミナ丼」だ。
こんな風に僕の一日が終わろうとしている。さて、眠剤を飲むか。
