hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

60歳までの人生設計

こんなタイトルにすると最近よく目にするヤフーニュースみたいだな。でもちょっくら考えてみるか。いつもの妄想シミュレーションより、現実的に考えるぞ。午前2時に書いているからちょっと生々しくなるかもしれない。

 

僕は今年58歳になるので、定年は62歳になる。つまり教諭を続けようと思ったらあと4年できるというわけでである。ちょっと前だったら残された4年で少しでも授業力向上に努めるぞ、と思っていたし、定年後も講師をしながら段々教職からフェイドアウトしていくことになるのかな、と思っていたが、今はとてもそんなことは考えられない。どう考えても僕の教員としての体力は持って1年である。ではあと1年働いて潔く辞めるか?ここでちょっと悩むことになる。60歳まで働くのと来年度で辞めるのでは退職金に大きな違いがあるからだ。せこい話だが来年度で辞めるのは得策ではない。

 

となると教員の権利を使うしかない。病休は長くて半年間取ることができる。これを有効に使うしかない。

 

教員として1年間しか持たないのなら、2年のうち1年間は働くということである。つまり、年度初めの半年は病休、残りの半年は働く。これを2年間続けるしか手はないように思える。他の人に悪くないのかとか、教員としてのプライドはどうなん?と言われてもそんなの知らねーよ、と言うしかない。同僚や児童には誠に申し訳ない話だが、今書いた動きができれば、何とか2年間を勤め上げることはできそうだ。

 

前にも書いた通り僕はお金を稼ぐために今教職に就いていると言っていい状態だ。書いていてちょっと恥ずかしくなってきたけど、ホントなんだからしょうがない。今の僕にやりがいとかそんなもんはない。とても悲しい話だけれど、教育に関する仕事はもう続けたくないというのが本音だ。あ、でも別にだらしない授業をしているとか、授業中子ども達がうるさいとかそんなことはないよ。ちゃんと授業は成立している、と思う。(←一応書いておかねば)

 

しかしこの計画は、年度初めに僕の代わりに講師が来ることを前提としている。代替教員を年度初めから用意しておくことがニュースになっていたから、そこに期待しているんだけど、自治体によって事情は大きく変わるだろう。「あなたの代わりの講師は来ない」と言われたらば、今年度と同じように7月8月は休んで、残り頑張る、という風な働き方にならざるを得ない

 

首尾よく年度初めに病休を取ることができたら、その間に60歳以後の人生設計を考え、動き出したいものである。今のところ、それは夏から妄想していた「お惣菜屋さんをやりたい」だ。妄想を現実にするのだ。俺にホントにそんなことができるのか?から始まって現実的にやらなければいけないことは山ほどある。調理師の免許を取る、とか、従弟に僕のやりたいことが実現できるか相談してみる、とかね。

 

最近の妻の僕が作った料理に対する評価の仕方は「店に出せる」「これはまだ無理」の2通りだと前に書いた。少しは僕の今後のことについて、僕の考えを尊重している風でもある。

 

それにしても何が僕を「お惣菜屋さんをやりたい」という(今のところ妄想だが)気持ちにさせているのだろうか。他の人がしているように、脱サラして自分がやりたいような店なり何なりを開きたい、という発想だろうか。だとすれば人はどうして脱サラするのだろうか。「自分の差配で切り盛りしたい」という気持ちが強くなってのことだろうか。それなら何となく分かる。僕も今「自由に何でもできる環境で、自分で責任を持った仕事(と呼べるかは分からないが)をしたい」という気持ちでいる。サラリーマンはもう嫌なのだ。きっと。嫌というより楽しくない、と言った方が正確かもしれない。あと今の現場では自己有用感を抱けないことも大きな原因の一つだろう。世の中の老人と同じだ。

 

「このご時勢に飲食業を始めるなんて正気の沙汰ではない」という番組もよく見る。というかそんな番組ばかりだ。それでも僕はやりたいことをやりたいのだ。上手くいくとかそれで食っていけるとかは勿論考えなければいけない重大な問題であることを承知したうえでやりたいのだ。

 

と、一応マニフェストとして書いておきたいな、と思ったので書いてみた。数年後これを読んでこっ恥ずかしくならないことを願うばかりだ。まあ、手に職なんてない状態だし、65歳まで細々と教育関係の仕事をしている可能性も大いにあるわけだからなあ。ブログといういわば仮想空間でだからこそ、こんなことを書けるのかもしれない。

 

ところでお前は妻に「店に出せる」と評価されたものは一体いくつあるのだ?と問われたら顔を伏せるしかないというのが現状である。恥ずかしいけどこれも思いつくままに書き留めておこう。

 

・茄子と豚肉のポン酢炒め

コールスロー

・ピーマンとエリンギのおかかひたし

・ねぎ炒飯

・さつまいもとレーズンのマヨサラ

・うどんナポリタン

・ベーコンレタス炒飯

・煮込み素麺

・エリンギとマイタケのにんにく炒め

・チャプチェ

・夏野菜スープ

・ゴーヤチャンプル

・ニラともやしとキクラゲの卵炒め

・しょうがスープ

・おでん

・豚汁

・秋刀魚の筒煮

・ソース肉春雨

 

 

どれも家庭で主婦(主夫)が簡単に作れるものである。僕でも作れるんだもの、当然である。これにどうオリジナリティを持たせるか?そして安定した味を出せるか?が課題である。そして評価された品数があまりにも少ない。最低でも30品目は評価されたいものである。

 

僕の夢は僕の住む町の台所の一助になりたいというものだ。その日の夕食(あるいは昼食)の一品に加えてもらえたらそれで幸せだ。特に同世代やお年寄りの食を少しでもサポートできればいいな、と思っている。必要ならデリバリーも考えている。かなり大それた夢ではある。

 

でもだからこそ今日も明日も明後日もひたすら料理を作るのだ。これが今の僕の支えである。そして60歳までに今より上手に料理できるようになるのだ。

 

 

それにしても大風呂敷を広げちゃったなー。あー恥ずかしい。