今日はちゃんとタイトルの話からしていくぞ。最近YouTubeを見るようになって字幕がないとつらいと思うのは他の人もきっと同じだろう、と思って誰かに話すと、最近では1.3倍で見ているとか、画面を消して聞いている、という人がいるみたいで驚いてしまった。まだまだ世間のスピードには追いついていけないな。
僕がYouTubeを見出したのは、今年に入ってからといっていいだろう(←この時点で遅い)。テレビの契約で「YouTubeも見られるようにしますか?」と問われ、「うーん、どうしよう・・・」と迷っていると、「ウチはYouTubeが夫婦円満の秘訣なんですよなー」とわけの分からないことを言われた。今となっては何となく分かるんだけどね。それで一応「じゃあ、YouTubeも見られる契約内容でお願いします」と答えたのだった。
それからはホントにたま~にギターの練習の番組や音楽番組を見るくらいだった。それなのにYouTubeを見ることに加速がついたのは、先月からだ。発端はひろゆきと成田悠輔が出ている「Re:Hack」を見るようになったことだ。何故そんな番組を見始めるようになったのかは定かではない。でも「面白いこと言うな」と思って次から次へと関連の番組を見るようになった。今では何でもそうだが、YouTube番組も「旦那、これどうですか?」と言って紹介してくれるからキリがない。でもだんだんひろゆきのものの言い方に辟易としてきた僕はもうこういう系統の番組を見るのはやめようと思ったのだった。
次に僕が見始めたのは、プロレスラーの番組である。もう引退したかしないかのレスラー(僕がリアルタイムで熱狂していた人たち)が「実はあの時はね・・・」と昔話をするやつだ。これも実に色々なレスラーがYouTube番組をやっていて見るのに忙しかった。長州力とか武藤敬司とかね。まあここまではよかった。次から僕の迷走が始まったと言っていい。
次に見たのは、元メジャーリーガーの上原浩治の「雑談魂」である。これも、ほとんどが「実はあの時はね・・・」という内容だった。そんなに野球ファンでもない僕だったが、ついつい見てしまう。そしたら野球方面でも昔々の人達がYouTube番組をやってるんだね。江川卓とか古田敦とかいろいろ紹介された。これもキリがないし、ああ俺って結構野球のこと知ってたんだって思った。
あと思ったのはYouTubeって老人が昔話をするのにはもってこいのツールなのかな、ということである。みんな水を得た魚のようにまあよく喋る。それを見る僕もどうかと思うが、その頃にはYouTubeは夕食後から寝るまで、という決まりができた。あんなもん、日中に見ていたら頭が倦んでしまう。絶対毒だ。それでもつい魔が差して「豆柴」と検索してみると、また山のように番組が紹介されるから困ったものである。
そうこうしているうちに、やっと僕に教育ブームが来て、そっち方面の番組を検索してみることになった。そしたらやっぱり山のように紹介された。これは仕事に関係あるから、といって日中に見ても良し、と勝手にルール変更をしたのが最近のことだ。
今僕がよく見ている、見ようとしているのは古舘伊知郎関連と千原ジュニア関連の番組だ。どちらも広げれば際限なく広げられる方面だと思われる。仕事に復帰したらこんなことにならないだろうね。ああ心配だ。
それで、気づいたら僕は字幕が出てこないと何となくめんどくさくなっちゃって番組を見るのを途中で止めるようになってきている。これも困ったものだ。古舘伊知郎が喋っている番組でさえ、字幕がないとスキップしてしまう。
字幕なしでもいけるのは、船木誠勝の番組だ。これは元プロレスラー、元格闘家である船木が例によって「あの時は・・・」というプロレス界の内幕を話す番組なのだが、不思議と船木の喋りは僕の頭に入ってくる。やはり内容に魅かれるからかな。淡々と話す船木の姿勢も潔くて好感が持てる。
兎にも角にも、世の中の人がYouTube漬けになる理由がよ~く分かった2カ月であった。
繰り返すが、老人はこの環境が楽しくってしょうがないだろうな。
あ、全然関係ないけど最近ニュースでは旧統一教会のことがあーだこーだと言われているが、僕は「付き合いには濃淡があるにせよ・・・」とコメンテーターが言う「濃淡」という言葉遣いが気になってしようがない。何で気になるんだろ?気になりません?