只今午前5時。ネットニュースを見ると、高市総理と統一教会の関係についての報道がトップに書いてあった。さて、高市総理はどんな反応をするのだろうか。野党はみんな喜んでいるはずである。この記事をアップするまであと12時間。それまでには何らかの進展が見られるはずだ。
タイトルの話に入る前にもう少しウォーミングアップをしておこう。
昨日サカナクションの山口一郎が「みのミュージック」に対して話していた。みのが自分の「音楽評論は死んだ」という意見に対して私見を述べ、自身の楽曲「怪物」を批評していたことについてだ。
自分の意見をみのが採り上げてくれたことに感謝し、みのの「怪物」に対する批評に関しては「いちいち心当たりがある。さすがだと思った」と語った。そして「YouTubeで批評されるというのはどういうことか分かった。問題は、音楽専門誌なんだよね」と言っていた。コメント欄は、どちら側(みの側も山口側も)もリテラシーがあるコメントだったようで、視聴者に対しても素晴らしいと言っていた。
こういう風に相手に敬意を持ちつつするやり取りは、観ていて清々しいし、嬉しくなる。だから他の誰かのこういうやり取りももっと観たいと思った。
昨日は、スーパーの帰りに本屋に行った。「テミスの不確かな法廷 その2」がないか確かめるためだ。残念ながらなかったので、色々と回ってみたものの、これはと思う本に出会わない。いつもは何かしらの本と出会うんだけどなー。そしてふと「芥川龍之介や井伏鱒二はどうだろう」と思った。
こういう文豪の本はちゃんと置いてあるんだね。僕は井伏鱒二の「山椒魚」と芥川龍之介の「トロッコ」を手に取り、チラチラと読んでみた。結局買わなかったが、家に帰ってから「これは(彼らの作品群は)、ロックで言ったら50年代60年代モノなのではないだろうか」と思った。そう思うと買わない手はない。
今まで文豪というか、日本文学黎明期の作品を避けてきた僕にとっては、敷居が高いかもしれないが、それを読むことを想像するとちょっとワクワクする。文豪デビューしたら、勿論記事に書くつもりである。
さて、ウォーミングアップは終わった。タイトルの話を書いてみっか。この言葉は、ドラマ「テミスの不確かな法廷」(4回目放送)で伝説の反逆児が言った言葉だ。つまり、今回の主人公は安堂ではなく、「伝説の反逆児」だった。
前回は、安堂のミスによって原告側が大変不利な状況に陥った。そのことに落ち込み「裁判官を続けていけるのか?」と自問自答し、父(←彼も裁判官)に相談するところで終わった。
4回目の冒頭、父は「そんなことは分り切っているだろう」と息子を切り捨てる。次の日の朝、上司(門倉)が安堂に声をかけると、安堂は辞表を書いていた。「おいおい」と慌てる門倉。
門倉は、「あいつメンタルやられてんなー」と思いつつも、今回の件については悪目立ちするなと偉い地位に就いている同級生にはくぎを刺されている。そうなのだ。門倉こそが、伝説の反逆児だったのだ。かつては、原発問題とかに前向きに取り組み、裁判所から危険人物と認定されていた門倉。しかし娘のため、孫のために「(仕事についてのいろんなことを真面目に)考えない」態度をとり続けてきた。だから同級生にも「大丈夫大丈夫、分かってるって。目くじら立てたりしないって」と軽く言うのであった。
しかし、裁判が進むにつれ、そして原告側の娘の言葉を聞くうちにムラムラとかつての熱情が湧いてくる。
娘は言う。「いつもいろんな人たちが来て、それぞれの立場で自分の都合のいいことを言って、真実がどんどん変わっていく。私は本当のことを知りたいだけなのに」
弁護団は言う。「だからぁ~。こちらが証言したことが真実なんです。貴方のお父さんが主導で過積載を行っていたんです」
娘「納得できません」
弁護団「和解金の釣り上げが狙いですか?これ以上は承服しかねます裁判長、誠に遺憾ながら、反訴します」
原告側「今の反訴の主張は不当です」
門倉裁判長の横にいた安堂はこのやり取りを聞いていてイライラが募り、いつものように(落ち着くために)六法全書を左手の上にのせる。原告側と弁護団から詰め寄られる門倉裁判長がその時呟いた。
「司法を舐めるな」。門倉も(安堂と同じように)体を前後に揺らしながら呟く。
驚きのあまりイライラがピタッと止まった安堂は、門倉裁判長を凝視する。
弁護団「今なんと?」
門倉はもう一度言った。「司法を舐めるな」。全員が固まった。
門倉は続ける。「法廷は、真実を明らかにするところです。ここで明らかにならなかったら、あったことがなかったことになります。誰かにとって都合のいい真実じゃダメなんだ」
隣の女性判事捕に「裁判長、落ち着いてください」と窘められるが、門倉は続ける。「落ち着いてなんかいられるか。人が死んでるんだぞ」
そのまま滔々と話す門倉に対して、弁護団が信じられない表情で「異議あり」と口をはさむ。「公平であるべき裁判長が偏った発言をしています」
門倉「異議を認めます。だが、認めない。型どおりなら認める。だが、型にはまっていると見えない真実が埋まる。それをちゃんと見極めなきゃいけない裁判だと判断した」
安堂は、過集中のあまり門倉の顔に近づき凝視している。
門倉「反訴は、原告を威圧し、萎縮させて訴訟を取り下げさせるのが狙いではないですか?」
弁護団「裁判官の忌避申し立てを行います」
門倉「訴訟の遅延を目的とする忌避申し立ては却下します。不服なら高裁に即時抗告してくれて構いません」
そして、下請けの会社にも証拠提出を求めたところで公判は終わった。
その後、証言してくれる人(弁護団からお金をもらって口止めされていた)が本当のことを話し、事態は原告側が納得する形に収束する。
この一件が終わってから、女性書記官が門倉に「そう言えば、公判の時に体を揺らしてましたよね?あれ何だったんですか?」と訊く。すると門倉は徐にスマホを取り出しみんなに聴かせたのが、RCサクセションの「雨上がりの夜空に」であった。「これを公判前に聴いちゃったんだよね」「昔、この曲を聴いてから公判に臨んでいたんだよ」と種明かしをする。つまり、門倉はロックな人だったわけである。
って感じで第4回目の放送が終わったんだけど、涙腺の弱い僕としては、門倉が気合を入れて、「司法を舐めるな」と言ったあたりから、泣いちゃったんだよね。あ、門倉は遠藤憲一が演じていますって書くのを忘れてたな。
あー、でもいくら感動したからと言ってここまでダラダラ書かれちゃ、読む人もツラいよね。すまん。でも今はドラマも本も「テミスの不確かな法廷」で一杯になってるから許してちょうだい。きっと明日も何かしら書くと思うけど。
朝に見た高市総理と統一教会絡みのニュースは、消えてなくなっていた。まあ、中道改革連合の野田代表も統一教会との関わりをリークされたことだし、演説であんまり言えないのだろう。僕が見る限りYouTubeでは、相変わらず高市総理を持ち上げ、中道改革連合をこき下ろしている(エコーチェンバーってやつなのか?)。短期間の選挙だけど、もうひと山もふた山もありそうだな。
それでは。ちょっと自己中心的な記事だったな。