hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

ニール・ヤングは歩くよどこまでも

一昨日料理について書いたが、もう少し書かせてもらおう。ほんのちょびっとだけね。

 

僕は、平日の夕方に何を作るか考えて、スーパーに行くのは億劫なので、日曜日の朝にその週の献立を考えて、スーパーでその週の食材を買ってしまう。これがなかなか難しい。新しいメニューも入れたいし、安定の味も入れておきたい。だから決めるのに結構時間がかかる。まあ、楽しい時間なんだけど。

 

大体金曜日は力尽きているだろうから、ネギ炒飯(&しょうがスープ)を入れることが多い。ギター教室がある日の木曜日も軽く作ることができるものにしている。目下の課題は炭水化物だ。10月半ばまでは、冷たい素麺やうどんをメニューに入れていたが、今はやはり熱々なものを妻に食べてほしい。素麺だと早くに作っちゃうと汁が素麺に吸い込まれちゃうしなあ、とかまあいろいろあるのだ。

 

結局今週は、こんな風になった。

 

日:牛肉煮込みうどん、ピーマンとエリンギのおかかひたし

月:ひき肉野菜ケチャップパスタ、コールスロー

火:白ご飯、春雨サラダ、ベーコンエッグ

水:煮込み素麺、サツマイモのサラダ

木:白ご飯、春雨ともやしの豚コマ炒め

金:ネギ炒飯、しょうがスープ

 

しかし、何故かこんな風に献立を決めてもこれ通りに作ったためしがない。その日の気分で(「ああ、疲れた。今日はネギ炒飯で済ませよう」とか)メニューが変わったり、「あれ?〇〇(食材)がないぞ」という事態になったりする。そんな時は残り物で何とかする。それにさりげなく白ご飯と書いているが、我が家は鍋でご飯を炊いている。僕はそのやり方をまだ知らない。というわけで、サトウのごはんの力に頼ることになる。

 

そういうわけで、日曜日の買い物は大変な量になる。僕の持っている大きめのエコバックでも入りきらなくて、店に置いてある段ボールの箱に入れることになる(今日は28品目で6400円ほどだった。今のご時勢、1週間でこれだけは高いのかな?安いのかな?)。でもそれだけどっさり買い込んだ食材が金曜日の夜にきれいになくなっているのを見ると、少し誇らしくなる。「我が家にフードロスはないな」などと思ってしまう。以上、料理の話でした。

 

 

ニール・ヤングだよな。なんでニール・ヤングなのかというと、松村雄策のエッセイに「ニール・ヤングの最重要作」という項があったからだ。ニール・ヤングについてはこれまでも数回書いてきた。書いてはきたが、仕方ない、はっきり書こう。2000年代の彼の作品については語れない。正直言ってそんなに聴いてないし、うーん・・・貴方のペースにはついていけないよ、と思ってしまっているからだ。次から次へと作品を出してるんだよ。書いてみようか。

 

2000年:ロード・ロック

2002年:アー・ユー・パッショネイト?

2003年:グリーンデイル

2005年:プレーリー・ウィンド

2006年:リヴィング・ウィズ・ウォ―

2007年:クローム・ドリームスⅡ

2009年:フォーク・イン・ザ・ロード

2010年:ル・ノイズ

2012年:アメリカーナ サイケデリックヒル

2014年:ア・レター・ホーム ストーリートーン

2015年:ザ・モンサント・イヤーズ

2016年:アース ピース・トレイル

2017年:ヒッチハイカー ザ・ヴィジター

2018年:パラドックスの瞬間(とき)←サントラ

2019年:コロラド

2020年:ホームグロウン

2021年:バーン

2022年:トースト

 

どうです?22年で21枚だよ。今年76歳だよ。ロック界でこんなにコンスタントに作品を発表している人はニール・ヤングをおいて他にいないと言えよう。そして何と今年アルバムを発表したというのに、11月にまたアルバムが発表されるのだ(タイトルは「ワールド・レコード」という)。それにここに書いていないアーカイヴ・シリーズものもある。ニール・ヤングは1960年代末からずっとこの調子でアルバムを発表し続けているのだ。つまり偉い人なのだ。それはそうなんだけどね・・・と「・・・」がつくのも事実だ。

 

そういうわけで、ありがとう、松村雄策。昨日から2014年発表の「ストーリートーン」を聴いているよ。繰り返すが「ニール・ヤングの最重要作品」と言ってるんだからこれは聴かねばなるまい。

 

本にも書いてあるが、10曲をソロで(ピアノやアコギで)やって、おんなじ曲をオーケストラ付きあるいはバンド形式でやっている、全部で20曲のアルバムだ。

 

同じ曲を違うヴァージョンで、となると思い浮かべるのは「マイ・マイ・ヘイ・ヘイ」と「ロッキング・イン・ザ・ワールド」の2曲である。この2曲はニール自身もきっとアコギヴァージョンだけでは伝わりにくい、エレクトリックヴァージョンも必要だって考えたんじゃないかな?っていうのは誰でも思いつく(逆かもしれない。エレクトリックが先だったのかもしれない)。そして実際曲が発表された後も、ここぞという場で演奏してきた曲だと思われる。

 

それがこの作品では10曲がそういうことになっている。これは一体どういうことなのだろうか。まあ、それだけの強い気持ちがあったのだろう。松村雄策はオーケストラヴァージョンから聴いたと書いていた。僕はソロヴァージョンから聴いた。その結果、僕はオーケストラヴァージョンの方を気に入った。しかしこれはクセになる。オーケストラヴァージョンが終わったら、またソロヴァージョンを聴きたくなる。それからここには彼特有のノイジーな音はない。あくまでオーソドックスなソロ部門とホーンやストリングスが使われたオーケストラ部門とオーソドックスなバンド部門がある。

 

今書けるのはこれだけだ。興味があったら松村雄策「僕の樹には誰もいない」を注文しよう!そしてこのアルバムを聴いてみよう!

 

しかしこれは8年前の作品である。僕にとってはほんのつい最近であるが、一般的には随分と前だ。小学生なら入学して卒業して今中学2年になっている。この8年間でニール・ヤングはまたどこかに歩いていったのだろう。それはきっと道なき道であるはずだ。ニールが歩いてきた道を誰かが歩いているのだろうか。きっと誰か歩いてるよね。

 

20年ぶりにニール・ヤングの新作(僕にとっては、だが)を聴くことができたのは、とても嬉しいことだ。しばらくはこの音に浸れそうである。

 

それでは10曲目の「オール・ゾーズ・ドリームス」(ソロ)をお送りします。


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