僕が初めて「このベースかっこいいな」って思った人は、ジャパンのミック・カーンである。ジャパンを聴いたのは、「サウンドストリート」で渋谷陽一がセカンドアルバムを紹介した時だと思う。
その時から薄っすらとこのベースかっこよくない?でもヴィジュアルのことばっかり言われて彼のプレイに対する評価ってされないのかな?って思っていた。同じことをドラムのスティーヴ・ジャンセンに対しても思っていた。
ミックのどこに行くのか分からない唸るようなフレットレスベースと手数が多いくせに正確無比なスティーヴのドラム。この2人が明確に万人に評価されるようになったのは、ラストアルバムの「錻力の太鼓」(1981)からではないだろうか。ファンのみんなは前から評価していたのかな?

今日のテーマは「イントロ」なので、そうなると「ヴィジョンズ・オブ・チャイナ」を挙げなければならない。当時は「うーん・・・ポップでいかにもって感じがして分かりやす過ぎやしないか?」と少し捻くれた聴き方をしていたが、今聴くと最高である。イントロだけでもいいから聴いてみてよ。
次に思い浮かぶベーシストは、ジョン・エントウィッスルである。ザ・フーのベーシストだ。彼に注目するのは割と遅かった。まあ「マイ・ジェネレーション」(1965)の間奏とかは聴いてはいたんだけどね。でもある時何だろう?「ライヴ・アット・リーズ」(1970)だったかな?を聴いていて「おいおいこのベース、ヤバくないか?」って思ったのだ。
ザ・フーに対して苦手意識を持っていた僕は、聴くとしてもピート・タウンゼントのギターやキース・ムーンのド派手なドラムばかりを聴いていた。しかしジョンはそんな派手な音の中で、自身も思いっ切り暴れまわっていたのだ。それに気づいてから、ザ・フーを聴く時はジョンのベースを追っかけるようになった。しかし、イントロ枠で考えるとジョンから始まる「これぞ!」という曲が思い浮かばなかったので次にいってみよう。
次は、ジャコ・パストリアスである。しかし彼については数年前に勉強して「なんだこりゃ?」と思いつつ「難しいことやってるな」とも思い、そこでストップしている。ジョニ・ミッチェルアルバムに参加していることは知っていたが、今書けることはそんなにない。
実は、この3人は昨日放送された「未来へのプレイリスト」で挙げられていた人たちである。放送前に今回のテーマは「ベース」だと知っていたので、見る前に考えていたのがこの3人だった。番組では最初にキャロル・ケイが紹介された。名前は知っていた。有名なところではビーチ・ボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」(1966)が挙げられる。
今あげた4人のうちミック・カーンだけが僕に馴染んでいる人である。ここからは昨夜考えた「このイントロにやられろ!ベース編」の曲を挙げてみよう。
オージェイズ「For the Love of Money」(1973)
オハイオ・プレイヤーズ「Skin Tight」(1974)
カーティス・メイフィールド「Superfly」(1972)
クイーン「Another One Bites the Dust」(1980)
ザ・テンプテーションズ「Masterpiece」(1973)
ストラングラーズ「Dead Ringer」(1977)
フリー「Songs of Yesterday」(1969)
リック・ジェームス「Give It to Me Baby」(1981)
レインコーツ「Ooh Ooh La La La」(1984)
ロス・バン・バン「Llegue Llegue」(多分1974)
実は五十音順になっているのがバレているかもしれない。昨夜僕は、アップルミュージックの僕のライブラリで調べてみて「ああ、これはそうだな」という曲をピックアップしただけのものである。
有名どころで言うと。カーティス・メイフィールドとクイーンかな。あと記事にしたことがあるのは、オージェイズ、ザ・テンプテーションズ、フリー、レインコーツとロス・バン・バンになる。
ここからは思いつくことから書いてみよう。まずはストラングラーズだ。彼らのレコードを買ったのは、比較的早い。色々な曲が聴けるからとライヴアルバム「Xサーツ」を買った。ストラングラーズのベーシストと言えば、J.J.バーネルである。リザードのプロデュースをしたということでその存在は知ってはいたが、音を聴くのは初めてだった。
まずは、「狂暴な音だな」と思った。音だけで狂暴さを感じたのは初めてだった。そしてライヴが進んで「Dead Ringer」になった。「かっこいいな」と思いながら聴いていたら、途中で止めてやり直していた。そんなの初めてだったんでこれにもまた驚いた。パンクってこんなのもアリなんだって思った記憶がある。ストラングラーズは、知性的だと言われていたけれど、J.J.バーネルのベースのせいで、僕は最初は狂暴なバンドだと思っていた。
次はフリーかな。フリーのベーシストであるアンディ・フレーザーについては2回ほど書いている。フリーについて書く時は、彼のことが中心だったんじゃないかな。それくらい僕は彼のベースに参っている。「Songs of Yesterday」はセカンドアルバムからの曲だけど、クゥ~ってなる。
クイーンの「Another One Bites the Dust」は、もう問答無用だろう。この曲を作ったジョン・ディーコンは、「この曲が浮かんだ時、あまりの馬鹿馬鹿しさにメンバーにも言わなかった」と語っている。しかしライヴだけで演奏していたこの曲を聴いたマイケル・ジャクソンはフレディ・マーキュリーに「あの曲はシングルでリリースすべきだ」と言われ、レコーディングしたという。ベースも切り裂くようなギターも最高である。
オハイオ・プレイヤーズは、僕にとってなかなか難しいバンドである。かっこいいバンドであることは分ってるんだけど、そこまで熱中して聴いていないというか。とは言え気になるのでレコードを見つけたら購入している。
リック・ジェームスは、僕たちの年頃だったら1980年代にブイブイ言わせていた人という認識だと思う。「Street Songs」というアルバムは大ヒットしたんじゃなかったっけ?「Super Freak」の方が有名かと思うんだけど、僕はこっちの方が好きである。
何やかんや言って「このイントロにやられろ!」のベース編もできた。もしかしたらドラム編もあるかもしれないが、今のところスティーヴィー・ワンダーの「迷信」くらいしか思い浮かばない。
そしてたった今思い出した。ベースの名曲でトーキング・ヘッズの「サイコ・キラー」(1977)は外せなかったな。
それでは。