昨日は、朝一番に病院に行った。8時40分に受付をしたので、音楽を聴きながら待ってれば大丈夫だろ?って思っていたが間違っていた。
最初は、「D室の前で待っていてください」と言われたのに、しばらく経って「A室の前にしてくだい」と言われ少し不安になった。当然A室で先に待っていた人から呼ばれる。いつもの精神科なら1時間くらいは余裕で待っていられるんだけど、場所が違うとダメですな。イライラが募ってきて収まらなくなってきた。
よっぽど受付に行って「今日はやめておきます」と言おうかと思ったが、我慢していた。呼ばれたのは10時10分だった。1時間40分ほど待っていたことになる。こんなんでキレそうになる俺って、まだまだ人間ができていないね、と思った。
人間ができていない僕は、ずっとパソコンとにらめっこしている医者にもむかっときた。時々パソコンを見ながら質問をするが、紋切り型の答え方しかできなかった。口調も怒りを抑えた冷たい言い方しかできなかった。
結局、血液検査とエコー検査をすることになり、結果は1週間後に知らせると言われた。僕が一番気になっていた「炎症反応」についてはなんにも言わない。しょうがないので「『炎症反応』が気になっているんですけど」と今日一番の長ゼリフを言った。そしたら「その時体調は悪かったですか?」と訊くので「咳が出ていました」と言うと「じゃあ問題ないと思いますよ」と簡単に言われた。
うーん・・・やっぱりいい医者っていうのは、そういう時に「炎症反応は・・・・」って丁寧に説明するもんじゃないのかね。それとも僕の態度が悪かったから早く済ませようと思ったのかな。いずれにせよ、この医者には関わりたくないなって思っちゃった。
そういうわけで、家に帰ってからもプンプンしていたのであった。こういうの(すぐにイラつくこと)ってよっぽど意識しなきゃ是正できないんだろうな。イラついたことを書いてみることで客観的に見られるようになって少しずつ変わっていくことってあるのかなあ。ないだろうなあ。それにしても診察&血液採取&エコー検査で8000円もかかるんだね。医療界も物価高なのだろうか。
今日の本題の「現在最強最安のコンテンツ」というのは、「チハラトーク」のことである。とは言え僕は実際にチハラトークを見たわけではない。昨日YouTubeで千原ジュニアと「大喜利AI」発案者である竹ノ内大輔氏との対談を見てそう思っただけだ。
その動画はとても興味深いものだった。竹ノ内氏が語ったことを思い出して書いてみよう。
だいぶ前(2010年代)にAI大喜利をやったところ非常にウケたし儲かった(例えばたくさんの狸が並んでいる写真に「多貫」と答える、みたいなAI)。しかし2022年にChat GPTが登場して「こりゃダメだ。負けた」と諦め、会社をたたんだ。
20世紀の数学界は「違うことを同じとしてみる」ことを中心に研究している。しかし、それでは今世紀の大難問の「ABC予想」を解くことができない。そんな時京都在住のすごい数学者が「ABC予想」を解いたと発表した。しかし世界中の数学者は論文の意味が分からない。この論文を読み解くためには「同じことを違うこととしてみる」ことが必要。これと以前やっていたAI大喜利とが結びついた。発想が一緒なので、今AIに読み解かせているところである。
今は再び会社を起こしている。仕事はAIが全部やってくれる。デジタルの分野は全部AIに食い荒らされることが決定しているので、「祭り」「公園」「ルーツミュージック」など色々な(フィジカルな)ことをやろうと計画している。
こんなようなことをなるほどなるほどとジュニアと同じように聞いていたら、あっという間に終わってしまった。
そして動画の最後に「チハラトーク」の告知があった。代金は3000円だ。今どきミュージシャンのライヴなんか行こうものなら軽く1万円は超える。この金額の差は大きい。しかもドッカンドッカン笑わせてくれるのだ。僕たちが思いもしない角度から色んなことを言ってくれるので脳みそも大いに刺激される。どれくらいの時間喋るのかは知らないが(調べたら2時間くらいだった)、配信もあるらしいので僕みたいな地方に住んでいても見ることができるっぽい。
やる側(芸人側)から見たら最強だなと思う。その人の脳みそひとつで大勢の人の心を動かすのだからコスパはいい。体一つで劇場に行き、相方のせいじとはろくに打ち合わせもせずに舞台に立つ。凄いじゃないか。
しかし、これを月に1回何十年も続けていくのは、相当大変だと思う。勿論その日を迎えるまでに色々な仕込みは必要だろう。この日々の積み重ねって結構なプレッシャーだろうなと思う。芸人として生きるっていうことのしんどさを感じながらも覚悟を持って生きているのだと思う。今の地位まで登り詰めるまでは大変な努力をしてきたのだろう。そこらあたりを知りたくて、Amazonで千原ジュニアの本を注文しちゃった。
もし「AI千原ジュニア」ができたとしても、それは面白くないはずだ。僕らは芸人千原ジュニアを見に来てるんだから。人間じゃないと意味がない。
AIが仕事を奪うとかはもう普通に起きていることだとは思うけれど、フィジカルな楽しみってこれからもっともっと重要視されるんじゃないか?それを実現するためのビジネスももっと発展していくんじゃないかと思った。
だから、僕はこれからも頭を動かして文章を書いていきたいし、ギターからも遠ざからないようにしたいと思っている。
今日印象の残った言葉は、大谷選手が3号ホームランを打ってインタビューに答えた時のものである。「いいことも悪いことも切り替えて明日またやっていきたい」である。結果が求められる世界では、1日1日をリセットして生きていくんだな。いいことも切り替えるってなかなか難しいと思うんだけど、大谷選手くらいのレベルだからこそ出てくる言葉なんだろうな。勉強になった。
それでは。