僕が、この冬夢中になっているドラマは、NHKで放送されている「テミスの不確かな法廷」だ。とか言っちゃってるけど初めて観たのは日曜日だ。それまでに録り貯めてあった3回分を一気に観てしまうほどの面白さだった。
内容について書く前に、何て言うのかな、このドラマは観ていて気持ちがいいんだよね。内容がスゥっと入ってくると言うか。1話と2話は完結ものだったので、テンポも良かったのかもしれない。
調べてみると、僕が昨秋夢中になった「宙わたる教室」の製作スタッフがこのドラマのために再び集まったということだ。こちらの方は大いに関係していると思われる。
簡単に内容を書いておこう。NHK公式サイトからの引用である。
“任官7年目の裁判官・安堂清春(松山ケンイチ)。東京から前橋地方裁判所第一支部へ異動してきた彼は、一見穏やかな裁判官に見える。だが、その内側には絶対に打ち明けられない秘密が・・・”
“幼い頃、衝動性や落ち着きのなさからASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠陥多動症)と診断された安堂。彼は自らの特性を隠し、自分の考える「普通」を装って生きてきた。それでも、ふとした言動が前橋地裁第一支部の面々を戸惑わせ、法廷内外で混乱を巻き起こしてしまう”
“そんな安堂の元に、複雑な人間模様が絡み合う、難解な事件が舞い込んでくる。市長を襲った青年(←第1回放送)。親友をこん睡状態に追い込んだ高校生(←第2回放送)。そして「父は法律に殺された」と訴える娘―(←第3回放送)”
“やがて、安堂の特性からくる「こだわり」が、誰もが気づかなかった事件の矛盾をあぶり出す。しかし同時に、彼は自身の衝動とも格闘しながら公判に挑まなければならない。果たして安堂は、公正に事件を裁き、真実へと辿り着くことができるのか!?”
先程も書いたが、第1回放送と第2回放送は、安堂の特性が功を奏して事件の真相をあぶり出すことができた。だから言ってみればヒーロー(ちょっと変わってはいるが)である。嫌々地方にやって来て仕方なく弁護を引き受けることになった女性弁護士は、第1回目の放送で、安堂すげぇってなり、そのあとも安堂の裁判に注目することになる。
第2回目も、構成自体は1回目と同じだった。しかし、第3回目の放送はツラかった。安堂のおかげで、弁護側にとって有力な証人を得るかに見えたが、安堂自身の特性のせいで、大きなミスを犯してしまう。そのことでシラケる同僚。安堂は「これ以上裁判官は続けられない」と思うところまで追いつめられる。
1回目の放送でも2回目の放送でも「宙わたる教室」に出演していた小林虎之介と伊藤蒼がゲストとして出演していたが、彼ららしい実にいい演技だった。
勿論松山ケンイチは素晴らしいし、その他の俳優(遠藤憲一、鳴海章、和久井映見、恒松祐里、市川実日子など)もバッチリ脇を固めている。
今日は、第4回目の放送だ。しかしながら僕が寝ている間に放送されるので、観るのは明日の今頃になるかと思う。今日は、もう一度1回目から3回目を復習するかもしれない。
もうひとつ書いとかなきゃ。このドラマには原作がある。著者は直島翔で2023年に刊行されている。その後加筆修正され、2025年に文庫版が刊行されている。勿論僕は注文した。それが今日届くはずだ。
このままだとドラマと並行して読むことになるが、そういうことは初めてである。今までは、全部観て或いは全部読んでから映画を観るか原作を読むかしていた。さて、どうなるだろうか。いずれにせよ楽しみである。
先週水曜日に作ったシチューは無事昨夜で完食した。つまり6日間シチューを食べ続けていたわけである。我ながらよく飽きないものだと思った。しかし昨日からは夕食を作らなければならなかった。再び夕食を作るというミッションが僕の肩にのしかかることになった。
今、朝のニュースを観ながら記事を書いてるんだけど、「昨年は○○界隈」という言葉がZ世代を中心に広がっていったと言っていた。僕は最近何かの記事で「○○界隈」って書いた覚えがあるんだけど、もしかして知らないうちに今の流行りを取り込んでいたのかもしれない。そういうことはしない派だったのに、迂闊だった。
でも今はもう「〇〇界隈」は古いらしい。「○○コア」が一番キテいるらしい。とは言いつつ「界隈」を使わないわけではないらしい。「界隈はグループみたいな感じだけど、コアは自分オンリーの世界観」って言ってたぞ。今年は「デジタル平成コア」が流行ると専門家は言ってた。まあよく分からんが、「コア」はさすがに使わないと思うなあ。
あといっこ書いておこう。アップルミュージックでヴァン・モリソンの新譜が発表されていた。ちょっと待ってよ。ヴァンは80歳だぞ。それに昨年あたりアルバムを出してなかったっけ?(調べたら2023年に発表していた)今回は、20曲で1時間20分の大作だ。終活しているのは分かる、でも僕も初期の数枚を消化するのに手一杯なんだよね。すまん。
とか思ってたら、ダムドまで新譜を出しているのに気がついた。何でも故ブライアン・ジェイムズに捧げた作品らしい。ピンク・フロイドの「シー・エミリー・プレイ」やローリング・ストーンズの「ラスト・タイム」のカヴァーもやっている。こっちも元気だよなー。
ダムドのメンバーには、追悼という目的があったからひと頑張りできたのはまあ分かる。ヴァン・モリソンの方も止まってしまったら、もう動けなくなるって思いながら活動をしているのかもしれない。どちらも立派だと思った。
最後は、「テミスの不確かな法廷」に出ている、安堂のカウンセラー(和久井映見)の言葉で締めくくろう。
「変わらないことで付きまとうのは不満。変わろうとすることで生まれるのは不安。前を向いていないと不安は生まれない」。
それでは。