渋谷陽一の追悼番組(今日は一日「渋谷陽一三昧」)を聞いている。3時間45分なんで、まだ途中までしか聞いていない。番組の冒頭は、「こんばんは、渋谷陽一です」という懐かしい声のあとに、ジョン・レノンの「スターティング・オーバー」がかかった。そこでもうウルウルときてしまった。
最初のゲストは、ロッキングオン編集長の山崎洋一郎だった。僕がロッキングオンを読み始めた時、彼はまだ入社していなかった。話の最初は「渋谷さん」と言ってたのに、途中で「渋谷」と呼び捨てになって言い直すということが度々あり微笑ましかった。歳は離れていても、渋谷陽一とは盟友と言ってもいい存在だったのだろう。
彼がラジオのリスナー時代に渋谷陽一が推薦しているバンドを「これはいいはずだ。だって渋谷陽一が言ってるんだから」と(その音楽が)分からないながらも一生懸命聴いていたという逸話を聞いて、ああ僕もおんなじだったと感慨深かった。
山崎洋一郎が出ていた時にかかった曲は以下のとおりである。
ジョン・レノン「スターティング・オーバー」
チープ・トリック「ホット・ラブ」
プリンス&ザ・レボルーション「アイ・ウッド・ダイ・4・U」
ボブ・マーリー「ポジティブ・ヴァイブレーション」
エミネム「マイ・ネーム・イズ」
どれも、ロックの王道の曲になるのかな。僕たちの世代にはズンと直撃する人と曲である。
山崎洋一郎の話は、ロッキングオン時代の話もありつつ、渋谷の(ロックを聴いている)リスナーに対する考え方やどれだけ誠意を持って読者に対していたかを語っていて興味深かった。
続いてのゲストは仲井戸麗市(チャボ)である。これは最初に書いておくが、非常に感動的だった。かけた曲は以下の通りである。
ローリング・ストーンズ「A列車で行こう~アンダー・マイ・サム」
ビートルズ「シー・ラブズ・ユー」
チャボの弾き語り「グリーン・リーヴズ・オブ・サマー」
チャボは、いつものように「渋谷はよぉ~」みたいに話していたが、途中で「改めてチャボさんにとって渋谷さんはどういう存在でしたか?」と問われ、「戦友」と答えていた。「あいつが世の中に向かって戦っていた時とかも(戦友だと思っていたし)、(彼が)大成功した時にやっかみが聞こえてきたから『バカヤロー』って思った」と話し、忌野清志郎が亡くなった時の話は大分後になって2人で話すことができたことなんかを話してくれた。
前段では、共通項はビートルズだったこと(途中で「なぁ渋谷」と上を向いて言ってた)や自分の曲のことで喧嘩したことも語っていた。ここら辺は知っていたが、改めて聞けてよかった。それにしてもチャボはたくさん(一生懸命に)喋っていたぞ。「なんで渋谷の追悼の番組に出ることになるんだよ、ふざけんなよ」って言ってたのも胸が熱くなった。
さて、ではチャボの弾き語りを書こう。
チャボは、今年カヴァー曲を演奏するツアーをしていたようだが、その中から「グリーン・リーヴズ・オブ・サマー」(夏の若葉)を選んだ。渋谷陽一に向けて書いた歌だそうだ。歌詞は以下のとおりである。
あの日あの頃 それは若葉の頃
それはグリーン・リーヴズ・オブ・サマー 俺たちがいた夏
君との出会い 君との日々
そのひとつ その全部に 今感謝を
あの日あの頃 それは若葉の頃
それはグリーン・リーヴズ・オブ・サマー 俺たちがいた夏
西暦2025年夏 嫌いさこの夏が
君を連れ去った夏 嫌いさ2025年夏
あの日あの頃 それは若葉の頃
グリーン・リーヴズ・オブ・サマー 俺たちがいた夏
あの日遥かな日々 それはロックンロールな日々
グリーン・リーヴズ・オブ・サマー 俺たちがいた夏
西暦2025年夏 嫌いさこの夏
君を連れ去った夏
君との出会い 君との日々
そのひとつ その全部に 今感謝を
あの日遥かな日々 それはロックンロールな日々
グリーン・リーヴズ・オブ・サマー 俺たちがいた夏
そして「サンキュー渋谷、またな」と言い、歌は終わった。
アナウンサーが「これは永久保存版だと思います」と言い、チャボは最後に山崎洋一郎に感謝の言葉を述べていた(彼に連れられて、最後に病院で会えたことに対して(「オレのこと分かってくれたみたいだった」。)
この後、ブルース・スプリングスティーンの「リバー」が流れてきたから次は佐野元春かな?でも僕にはチャボの話と歌でもうお腹がいっぱいだ。明日また聞くことにしよう。20日までに全部聞けるかな?
僕が渋谷陽一に一番入れ込んでいたのは、高校時代の3年間だったと思う。ラジオ番組「サウンドストリート」を毎週聞いていたこの3年間は、僕の軸(みたいなもの)が出来つつあった時期だった。その軸に深くDJ渋谷陽一が関わっていたことを改めて思った。
それでは。
「グリーン・リーヴズ・オブ・サマー」の原曲はこんなんです。