泣いても笑ってもあと1試合

野球の神様ってホントにいるんだなと思うような試合だった。

 

 

勿論今日もMLBワールドシリーズについて書くが、いつも記事の最後にちょろっと書くだけだった。でも今日はワールドシリーズのことだけ書こうと思う。時間もないことだし。でも試合を見た人は「見たから知ってるよ」と思われるし、見てない人には「サッパリ分からん」と思われるだろう。

 

 

ドジャースブルージェイズのゲーム6は、ドジャースの勝利に終わった。ここまでドジャースは、アウェイで×〇、ホームで〇××という成績だった。ホーム初戦の死闘(延長18回)で燃え尽きたのかのように、ドジャースはその後の2戦はいつものような酷い負け方をしていた。もう後がない。

 

 

この背水の陣を任されたのが、山本由伸投手である。いつもいつもこういう時に彼の出番が回ってくる。そしてその度に見事な投球を見せてきた。さて、今回はどうなるのか?昨日僕は、山本で負けたらしゃーないよって思うよねって書いた。

 

 

結果は、6回を1失点(96球)で抑えた。見事な投球だった。あの強力ブルージェイズ打線を相手に2回も完璧に近い形で抑え込んだのだ。打線は3点をもぎ取っていたので、あとはリリーフ陣が頑張るしかない。7回は、ロブレスキーが無失点に抑えた。8回から佐々木朗希選手が出てきて、無失点に抑えた。さあ、最終回だ。回を跨いで佐々木続投である。

 

 

1人目を死球で出した佐々木投手。もしや、と不安がよぎるがそれは当たっていた。次の打者は、センターオーバーの大飛球だ。これは1点入る。しかもランナー2塁になる、そう思って打球を見たら、何とフェンスの下にボールが挟まってしまった。えっ?どうなるん?もしかして、ランニング2ランホームランで同点になるんか?

 

 

 

そう思った瞬間、この回から守備固めに入っていたディーン中堅手が何やら両手を挙げてアピールしている。しばらくして、解説者が「エンタイトルツーベースでしょうね」と言った。そして彼が言う通りになった。これで無死2,3塁である。まだ点は入っていない。もし、あのボールを触っていたら、エンタイトルツーベースじゃなくなっていた。ボールが挟まったこと、ディーン選手が守備固めで入っていたことは、運としか言いようがない。

 

 

しかし、1打同点の大ピンチである。ここでロバーツ監督は、佐々木選手を諦め、明日登板予定だったグラスノー選手に交代する。ここでも運としか言いようのないことが起きた。

 

 

まず1人目。初球を振って、内野フライでワンアウト。そして次の打者だ。2球目を振ると、レフトにいい当たりのライナーが飛んでいく。レフトのキケ・ヘルナンデスがランニングキャッチすると、素早く2塁に送球した。飛び出していたランナーは2塁に戻れずアウト。これでゲームセットである。

 

 

解説者は「2塁ランナーの走塁ミスです」とハッキリ言っていた。キケの好判断とランナーの走塁ミス。ブルージェイズにとっては、悪夢のような瞬間だった。グラスノー投手はたった3球しか投げていない。

 

 

勝ちが決まった瞬間、ベンチにいた山本と佐々木は笑顔で抱き合う。多分観衆は茫然としていたはずだ。これで3勝3敗の5分となった。

 

 

ボールがフェンス下の挟まったこと、ランナーの(あり得ない)走塁ミス。これは野球の神様がドジャースを見捨てなかったとしか思えない展開だった。これで流れは完全にドジャースの方に来た。

 

 

明日の先発は、まだ知らないが、大谷選手はきっと「俺、いけます」って言ってるだろうな。彼を使うとしたら、先発かクローザーにしか使えない(中継ぎだとDHから外れてしまう)。ここは監督の判断次第だが、大谷先発でいけるところまでいって欲しいというのがファンの気持ちではないだろうか。

 

 

泣いても笑っても明日ワールドチャンピオンが決まる。僕らはただ固唾を飲んで見守るだけだ。明日、野球の神様はどちらに微笑んでくれるのだろう?

 

 

 

それでは。

 

 

 

やはり、なんか言い足りない。今日の試合を作ったのは間違いなく山本投手だった。明日もし勝ったらMVPは山本で決まりだ。試合後のインタビューで「明日プレイする人は大変だと思います」と記者陣を笑わせる余裕の発言をしたのもかっこいい。

 

 

それから、大谷選手に久しぶりにヒットが出た。アウトコース低めのいつもなら空振りする球を右手だけで拾い、「ああ、レフトフライかな」と思ったら、打球はぐんぐん伸びて何とフェンス直撃の2塁打になった。あれを見たら、明日はまともに勝負してもらえないだろうなと思った。でもそこを突破してきたのが大谷だから、もう投げる方も打つ方も期待しかない。