ベンジーこと浅井健一(元ブランキ―・ジェット・シティ)の発言が、大炎上している。彼が東京都都議選で参政党に入れた(&今回の参院選でも参政党に入れる)とライヴで言ったことが発端となったようだ。
どれどれと検索してみると、彼を非難する記事が出たり、Xでファン達が喧々諤々と自分の思いをぶつけあったりしている。
それに対して、ベンジーは自身のインスタグラムで“攻撃してくる方々に一度だけ言っておくわ”と自身の考えを述べている。長いので引用するのは憚れるけれど、ちょびっとだけ引用させてもらおう。
“俺がどこに投票するかは、俺の自由。それに対して攻撃してくる人は間違いなく間違っている”
“たとえ思想が違っても尊重し合うのが大切”
“参政党以外にも、素晴らしい人や政党が沢山出てきていると思っています。全ての人が自分の心で決めてその政党に想いを託す。シンプルな話でしょ”
これに対して「ベンジーダサい」「昔からベンジーは右だったからな」「もうレコード聴かない」「俺も参政党に入れる」等々実にたくさんの人がそれぞれの思いを述べていた。
僕はまず「ベンジーってそんなに影響力あったんだ」って驚いちゃったよ。僕とおんなじ生年月日だから、今年で61歳だ。そんな年齢の人の考えに若い人達は影響を受けるんだ。ベンジーのファン層って広いんだなぁ。それにしてもちょっと言い過ぎじゃない?って思ったなー。
ベンジーも言ってるじゃない。もう1回引用するけど「たとえ思想が違っても尊重し合うのが大切」「全ての人が自分の心で決めてその政党に想いを託す。シンプルな話でしょ」って。
要は、ベンジーの発言に対してあれこれ言ってるのが幼稚に見えちゃうんだよね(←怒られるかな)。対してベンジーの「間違いなく間違っている」っていう言い回しの方が圧倒的にかっこいいな。
話は飛ぶが、この一件を知ったことで昔のことを思い出しちゃったよ。
僕が教員をしていた時、教職員組合には加入しなかった。あまりにも政治的過ぎて(左翼の匂いが臭過ぎて)気持ち悪かったからだ。そんな僕に対して、同僚はオルグと称して(←これだけでも気持ち悪くなる)色々話をしてきた。僕はますます絶対に組合に入るもんか、と思った。
でもそんな同僚の中に教員として尊敬している人もいた(Aさんとしておこう)。Aさんとは普通に喋るし、授業や児童のことも話し合うことができた。っていうか授業のやり方や児童との関わり方について共感する面がたくさんあった。
そんなAさんは、組合の専従となり2年間学校を離れ、組合活動に専念することもした。僕は「やるならとことんやろう」派だから、別にAさんに嫌悪感を抱くこともなかった。「ふーん、そうなんだ」と思っただけであった。
Aさんに遠藤ミチロウのライヴに行きませんかと誘ってみたら、「行くよー」と言ってくれて、それ以来ミチロウのライヴには必ず参加していた。どうやらミチロウを気に入ったらしかった。きっとミチロウの1970年代左翼的な匂い(そんなものがあったかどうかは僕には言い切れないが)を感じ取ったのだろうと思う。
ミチロウが亡くなって以来Aさんとは会っていないが、もし再会することがあれば普通に喋ることができるだろう。
でもAさん以外で、僕にオルグという名の雪隠詰めをした人とはダメだった。覚悟もないくせに、若い人にエラソーに組合に入れなんて言う人とは金輪際付き合うことはできなかったし、人として尊敬できなかった。この点では、ベンジーに対して何かを言っている人と同じなんだろうなと思う。狭量と言うこともできるし、幼稚と言うこともできる。
そう思うとSNSって怖いなぁと改めて思う。もし僕が若い頃にSNSがあったなら、今の人と同じようなことをしていたのかなあ。していたかもしれないなあ。
とまあ、こんなことまで思い出してしまうベンジーの一件だった。ベンジーに対する僕のスタンスは、Aさんに対するものと同じ(「ふーん、そうなんか」)であることを付け加えておこう。勿論ブランキ―・ジェット・シティはこれからも聴き続ける。それはそれ、これはこれである。
明日はいよいよ選挙である。僕は期日前投票をした。事前調査では、自公が過半数割れをする可能性が高いと伝えられている。僕は石川県民であるので、結果を注視している。何しろ長年自民党の天下だったからね。もういい加減にしてほしいと言うのが率直な思いだ。
さてと。話題を変えよう。やっと「STILL ALIVE Ⅳ」を刊行することができた。先週「自分の履歴書」を書くと決めてからが長かった。水曜日にやっと原稿を完成させて、木曜日に手続きをして、昨日無事に刊行された。
明日から5日間無料キャンペーンをするので、よかったら手に取ってみてください。よろしくお願いします。
それでは。
