熱く語りたい

今日は2つのことについて熱く語りたい。

 

 

一つ目は何といってもドジャースパドレスの試合である。予告通り、先発はドジャースは山本由伸、パドレスダルビッシュ有。二人とも初回から素晴らしいピッチングを披露した。

 

 

注目は山本投手の出来で、世界中のドジャースファンは固唾を飲んで見守っていたと思う。試合前のベンチの中では一人だけ緊張感一杯の顔つきをしていた。しかしそんな心配は杞憂に終わった。常にストライク先行を心がけた攻めのピッチングで、パドレスの強力打線を0点に抑えた。

 

 

対するダルビッシュ投手は安定感抜群の投球術でドジャース打線を翻弄する。大谷選手に対しての攻めは前回同様完璧だった。それだけに2発のソロホームランは残念だったと思う。

 

 

試合は山本投手の後のブルペン陣が前回同様素晴らしいピッチングをしてパドレス打線を封じ込んだ。2対0というロースコアで試合が決まるとは誰も思っていなかったに違いない。

 

 

そしてシャンパンファイトの様子が映し出される。みんな大はしゃぎだ。これを見て大谷選手の言葉を思い出さずにはいられなかった。

 

 

パドレスに先に2勝され、王手をかけられた時に「シンプルに2連勝すればいいだけ」とインタビューで語った大谷選手。その通りの結果になった。僕はチームのみんなが今や大谷選手の言葉を頼りにしているように思う。精神的支柱になっているというか。この言葉があったからこその勝利だった(多分)。

 

 

それにしても大谷選手の言葉はそれこそシンプルだけど、人の心に届く。WBC勝戦前の「憧れるのをやめましょう」にしてもそうだし、「ヒリヒリした9月を過ごしたい」もそうだ。今では誰もがその言葉を使っている。

 

 

とにもかくにも明後日からまたドジャースの試合を見ることができる。大谷選手の雄姿が見られる。僕の1日のリズムもこの試合を中心に動くことになる。

 

 

 

以上、一つ目の熱く語りたいでした。

 

 

 

二つ目はそれこそタイトル通りのアルバム「熱く語れ!」である。



このアルバムは、「20世紀ロック」(東京上野にあるロックバー。そう言えば一昨日も書いたな。ちょっとは宣伝になってるかな?)のマスターであるダイラさんが若者に激推ししていた作品である。

 

 

「熱く語れ!」は、エアロスミスを脱退したジョー・ペリーが新しくジョー・ペリー・プロジェクトというグループを立ち上げた際のファースト・アルバムである。

 

 

この当時、高校生だった僕はもちろんリアルタイムでジョーの脱退劇やこのアルバムの存在を知っていたけれど、聴こうとはしなかった。それを44年後聴くことになろうとは。

 

 

ダイラさんの言葉は頭の中に残っていたので、「六可レコード」でこのアルバムを見つけた時にはほくそ笑んだものだ。しかし、しばらく寝かせておいた(←そんな気分にならなかっただけ)。でも「そういえば・・・あったな、ジョーのアルバム」と思いだし、何の期待もせずに聴いたところ1曲目から「すごいじゃん」と驚いたわけである。

 

 

エアロスミスの「ナイト・イン・ザ・ラッツ」(←この作品については結構好きだという記事を書いたことがある)が発表されたのが、1979年11月、そしてこの「熱く語れ!」が発表されたのが1980年3月である。「ナイト・イン・ザ・ラッツ」の製作途中で脱退したはずだから、およそ1年弱でジョーはメンバーを集めて録音したことになる。そうとうストレスが溜まっていたんだろうな。

 

hanami1294.hatenablog.com

 

このアルバムを一言で表すなら「とても勢いのあるアルバム」「勢いとともにファンキー風味もたまらくいい感じのアルバム」だということだ。ハードエッジなロックンロールをやるのはエアロスミス時代とは変わらないが、エネルギーが違う。聴いたことない人には強く推薦したくなる1枚である。全9曲37分というのも素晴らしい。

 

 

ジョーは「まあ、聴いてくれれば事情は全て分かる」とインタビューで言っていたらしい。確かにその通りである。エアロスミスの「闇夜のヘヴィロック」が好きな人には強くお勧めしたい。

 

 

 

それでは。

 


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