今日は一触即発である。四人囃子である。このアルバムは超名盤の誉れ高いので何となく気にはなっていた。そこで一念発起してレコードで購入した。それにしても超名盤って高いね。
まだA面を聴いただけなんだけど・・・すごいね。これは超名盤の名に相応しいアルバムだわ。タイトル曲はB面収録だからまだ聴いていないんだけどね。繰り返すけど、A面だけでもすごいよ。
あ、一触即発はアルバムのタイトル名で四人囃子はそれを作ったグループの名前である。もうちょっと基本データを書いておかなきゃ不親切ですな。僕もあんまり知らないし。あと30分で生命保険の人がくるからちゃちゃっといくよ。
「四人囃子は、1971年に結成された、日本のロックバンド」
「日本を代表するプログレッシヴ・バンド」
「18歳の若さでピンク・フロイドの大曲『エコーズ』を完璧に演奏できるバンドとして名の知れた存在だった」
「1974年に『一触即発』を発表して本格的にメジャーデビューを果たす」
メンバーは、森園勝敏(ヴォーカル、ギター等)、中村真一(ベース等)、岡井大二(ドラムス等)、坂下秀実(ピアノ等)の4人になるのかな。頭脳警察の石塚俊明がコンガで参加している。後にメンバーになる佐久間正英、茂木由多加も参加している。
こんなもんかな。
アルバムの話に戻ろう。A面1曲目は45秒のインストナンバー。短いけれど早くも不穏な空気が漂ってくる。2曲目は「空と雲」で5分20秒。3曲目が「おまつり(やっぱりおまつりのある街へ行ったら泣いてしまった)」で11分13秒。どう?何となくプログレっぽくなってきたでしょ。
僕はまずは「空と雲」のヴォーカルと歌詞にやられてしまった。ギターの森園勝敏が歌っているんだけど、ヴォーカリストが歌う歌って感じがしないところが逆にいい味を出している。その声(少し掠れている)で摩訶不思議な歌詞を歌われるとこれがたまらなくいいんだよね。歌詞は末松康生という人が書いている。1題目だけ書くね。
♪
長く細い坂の途中に お前の黄色いうちがあったよ
何か食べ物を買ってから ともだちがくれた犬をつれてった
そのあたりには 古いお寺がたくさんあって
子供たちが楽しげに遊んでいた
こんな感じです。もし僕が10代の時に聴いていたら「な~に意味ありげなこと言ってるんだよ。すかしてんじゃねえよ」と思ったかもしれない。でも今聴くとこれがたまらんのですよ。何だかボ・ガンボスのどんとが歌いそうな歌詞である。あと村八分の歌詞の風味も感じた。
この曲はそんなに激しいサウンドではないが、きっちりと緊張感のある演奏を聴かせてくれる(最初のシンバルの音から痺れる)。問題は次の「おまつり」だ。こ~れはすごいよ。段々段々盛り上がっていって、後半思いっきり4人の音が炸裂している。それで「ひぇ~、プログレじゃ~」って驚いていたら、最後の最後に石塚俊明のコンガが入ってきてもう凄いことになっている。これは盛り上がらないわけにはいかんでしょ、っていう曲です。最後は波の音とカモメの鳴き声で終わる。これもいちいちかっこいい。
というわけで、尻切れトンボ気味になるが、「空と雲」、よかったら聴いてみてよ。あと、超名盤だけあって、調べたらいろいろなブログでこのアルバムのことが語られていた。僕の文章なんか木っ端微塵なくらいみんな詳しいんだね。
おっともう一つ思ったことがあったんだった。1974年は今日書いた「一触即発」とサディスティック・ミカ・バンドの「黒船」が発表されている。これってすごいことじゃない?どちらも「和」な感じがすると同時に、グローバルな響きもある。要は世界中どこに行っても通用する音楽ってことだ。1970年代の日本では優れた音楽がたくさん生まれた(ユーミンとかキャロルとかもそうじゃない?)ことが分かる。
このジャケットはロックファンなら誰でも知ってるよね。東京上野のロックバー「20世紀ロック」の壁にもかかっていますよ。(さり気なく宣伝してみた。行きたいけれど、まだ行けてないんだよね。一体いつになるのやら)
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さあ、残りあと10分だ。ドジャースのことを書こう。ドジャース、勝ったよ!8対0の完勝だった。昨日大谷選手はインタビュアーに「次負けたら終わりですが」と問われ、「シンプルに2連勝すればいいだけのこと」だと語っていたが、すごいメンタルだね。
試合はムーキー・ベッツ選手のソロホームランで幕を開け、次の回で大谷選手はタイムリーヒットを放った。投打がかみ合った素晴らしい勝ち試合だった。明後日、泣いても笑っても勝負がつく。こっちも気合を入れて応援しよう。
明日はB面について書けたらいいなと思っている。
それでは。