英国のディランも今年で30歳

今日は午前2時に起床した。その後お茶とコーヒーを淹れ、食器を洗い、朝ご飯の仕込みをしてシャワーと洗濯を行った。ちゃちゃっとしなければいけないことをしなくちゃ、陽が高くなってから困ったことになる。

 

 

今日は9時からドジャースパドレスの試合を見なけりゃいけないし、12時からはギター教室だ。それまでにはウォーキングもしておきたい。忙しい1日になりそうだ。

 

 

 

というわけでジェイク・バグである。彼の新譜が昨日届いた。それから5回ほど聴き続けた。5回続けて聴いたからといって分厚い内容の記事が書けるわけではないが、昨日の薄っぺらい記事には負けたくない。

 

 

ところで彼が30歳で、僕は今年60歳である。僕の年齢の半分だ。昨日のザ・ストロークスの面々も若いが、こっちはもっと若い。30歳の若者の音楽に夢中になれるなんておじいさんとしては嬉しい。あ、「英国のディラン」とは僕が勝手につけたあだ名である。

 

 

ジェイク・バグはイギリスのノッティンガム出身のシンガーソングライターである。18歳(2012年)でデビューアルバム「ジェイク・バグ」を発表するとUKアルバム初登場1位を記録した。これまでに5枚のアルバムを発表している。こちらも昨日のザ・ストロークス同様寡作気味である。

 

 

6枚目のアルバムタイトルは、「A MODERN DAY DISTRACTION」。「現代の気晴らし」とでも訳せばいいのかな。1曲目の「ゾンビランド」からかっ飛ばしているが、詩を読むと相変わらず怒りに満ちている。



 

~彼はまだ半分寝ぼけて目を覚ます 外は街灯がちらついている

 出掛ける前、彼は煙草に火をつける 夢もない、いつもどおりの日

 彼は身を粉にして働く パーキングメーターにお金を入れるためだけに

 帰宅するともう真っ暗 彼が知りうる唯一の人生なのだ

 

 

 またしてもグルグル回り続ける 来る日も来る日も全く同じに思える

 ゾンビランドの打ちひしがれた男

 彼は分かってるんだ 自分が払わねばならない代償を

 辛くてもそれを言うのはプライドが許さない

 ゾンビランドで全力を尽くすだけ~

 


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1曲目からこれである。こういうテーマは「カウンシルエステート」(←地方自治体が管理している低所得者向けの公共住宅・公営団地のこと)出身のジェイクにとって永遠に歌いたい、歌うべきだと思っていることなのだろう。それにしても勢いがあってメロディも素晴らしい。(いつものジェイク節が炸裂している)

 

 

 

2曲目もブンブン飛ばしている(こちらも相変わらずのジェイク節だがサビのメロディが特に燃える)。概ねこの調子でA面はグイグイいっているが、B面になると少し趣が変わる。しっとり系の曲調が多くなる。しかし、B面4曲目の「KEEP ON MOVING」は違う風に聴こえた。僕はこの曲が本作品の肝ではないかと睨んでいる。

 

 

イントロはモータウンかい?っていうくらいキャッチーだ。ワクワクする。しかしサビで「アイ・キャント・ストップ」「アイ・ガッタ・キープ・オン・ムーヴィング」と歌っている。そうか、これからも止まらないで動き続けるんだな、ジェイクよ。そんな気概を感じる曲だった。「現代の気晴らし」というタイトルの割には、ちゃんと決意表明をしているところが頼もしい。でもポップで最高に気分が上がる曲だよ。これを次のシングルにすればいいのに。


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ニューアルバムが届いたばかりとはいえ、これからのジェイクに果てしなく期待する僕であった。生きている間にもう2,3枚は彼の作品を聴きたいものである。

 

 

 

さあて、ドジャースパドレスである。もう球場は異様な盛り上がりを見せていることはテレビを観ていても伝わってきた。そんな中、大谷選手はここで一発打ってくれないかなというところでホームランを打った。全くもってすごいものを見ることができた。明日も楽しみである。

 

 

それでは。