アキといえばカウリスマキ

駄洒落を言っているわけではないが、最近WOWOWでアキ・カウリスマキ監督作品の特集があった。なかなか集中して映画を観ることができない僕であるが、彼の作品なら観たいと思った。

 

 

放映されたのは、「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」(1989)、「マッチ工場の少女」(1990)、「コントラクト・キラー」(1990)、「浮き雲」(1996)、「過去のない男」(2002)、「枯れ葉」(2023)の6作品だ。僕は「過去のない男」は観たことがあるが、あとは観てなかった。

 

 

彼の作品はどれも短いからどれから観てもいいが、まずは短い(79分)「コントラクト・キラー」からにした。

 

 

 

~ロンドンで暮らす孤独なフランス人アンリは、15年務めた職場をあっさり解雇されてしまう。絶望して自殺を図るもことごとく失敗した彼は、ギャングのアジトを訪れて自分自身の殺害を依頼する。

 

 

死を待つアンリだったが、パブで花売りのマーガレットに出会って恋に落ち、生きる希望を取り戻す。しかし、殺し屋はすでに差し向けられていた。そして・・・~  (ウィキより)

 

 

 

ここまでのあらすじを普通の監督が描くなら1時間はかかるだろう。しかしカウリスマキは違う。あっという間に解雇され、あっという間に自殺を図る。そしてあっという間に恋に落ちるのだ。緩んだシーンはひとつもない。

 

 

これはもしかしたら今の若者が観ても面白いかもしれない。異常なくらいのテンポの良さは集中力のない僕でもあっという間に観ることができた。早送りしなくても物語はサクサクと進む。

 

 

一応ウィキにはブラックユーモアコメディと書いてあったが、うーん・・・どうだろう。最後は何となく爽やかに終わったから、ブラックユーモアと言い切るのも何だかなあと思った。

 

 

この作品のような人物描写や話のもっていき方はカウリスマキ作品に通じるんだろうな。そしてこれはやはり彼にしか作れない作品だろうなあとも思った。まあ、1回騙されたと思って観てみてよ。ハマるかもよ、くらいしか言えない。僕は後の作品をゆっくり楽しもうと思っている。

 

 

もうちょっと調べてみたので書いてみるか。

 

 

カウリスマキといえば、台詞が少なく、表情はそれ以上に極端に少なく、ナチュラルさを意図的に排除したような演出が特徴です~

 

 

~飄々としながらも血の通った人間賛歌を天性のユーモアで成立させている~

 

 

どう?少しはイメージできる?

 

 

 

おっと、忘れちゃいけないことがあった。「コントラクト・キラー」にはジョー・ストラマーが出演しているのだ。それも結構長い尺での演奏シーンだ。それまでのテンポの良さがこの場面で止まるくらいの長さだった。でもいいシーンだったよ。カウリスマキは、ジム・ジャームッシュにジョーを紹介してもらったそうだ。

 

 

WOWOWでは次にヴィム・ヴェンダース特集が始まる。僕が昨年2回映画館で観た「パーフェクト・デイズ」も放映される。これも楽しみだなあ。

 

 

 

 

 

あと最後に思い切って書いちゃおうかな。昨日の夕方から左脇腹が痛い。筋肉痛とかそういうのじゃなさそうだ。座っている分には痛みは感じないんだけど、立って歩くと痛い。火曜日はもしかしたら病院に行くことになるかもしれない。何だか不吉な予感がする。

 

 

 

それでは。