こんな社会につばを吐く

僕は、どんと或いはボ・ガンボスについての記事を3回くらいは書いたと思う。

 

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今日はどんとやボ・ガンボスについての紹介はすっ飛ばして歌詞について書いてみようと思う。テーマは「このワードは今使ってもいいのだろうか?」である。早速見てもらいたい歌詞を書こう。

 

 

♪ ダイナマイトに火をつけろ ♪

虫のように殺された億万人の魂たちよ 俺の話をどうか聞いておくれ

金もなけりゃ家もねえ 汚ねえ雨に体もとけて

毎日毎日行き止まりみたいだ

 

 こんな社会につばを吐き ダイナマイトに火をつけろ

 

会社づとめつまらねえ 試験勉強イライラするぜ 幸せは全部売り切れはいごくろうさん

だから心ある人よこの世の真求める人よ

殺される前にひとあばれするのさ

 

こんな社会につばを吐き ダイナマイトに火をつけろ

 

誰も彼も占い師 宗教時代だ大ボラ吹いて でかい地震でみんな海の底へ

守るルールは何もねえ死んでしまえば全部おしまい

価値ある人生好き勝手にやるのさ

 

こんな社会につばを吐き ダイナマイトに火をつけろ

 

 

 

まずはこれだ。タイトルが「ダイナマイトに火をつけろ」である。このワードが今どきの音楽界というか世の中というか、そういう大きな世界の中で使われることはOKなのだろうか。

 

 

結果はどうでもいい。とにかく「『ダイナマイトに火をつけろ』っていうタイトルってOKなんだろうか?」と思った自分がいることが問題なのだ。もう1曲見てもらおう。

 

 

 

♪ 目が覚めた ♪

ぶちこわせぶちこわせ 大地震で おしまいだおしまいだ 大地震

しばられるのは 自分が悪い 自分が変われば 世界も変わる

おれはもう目が覚めた おれはもう目が覚めた

自分を変えろ 自分を変えろ 大地震

 

 

 

1題目だけであるが、どうであろうか。「大地震」って今歌っていいのか?って気分になってしまう。

 

 

「ダイナマイトに火をつけろ」も「大地震」も自分の心の中のことを歌っているし、今まで、ほんとについ最近まで何も不思議に感じなかった。けれど、もしかしたらこの歌詞に目くじらを立てる人がいるかもしれない、いや絶対いるな、と思ったときはちょっと気持ち悪くなったな。目くじらを立てる人、いると思いません?

 

 

 

「『ダイナマイトに火をつけろ』などとテロを想起させるような歌はけしからん」とか「『大地震』って今実際に地震で苦しんでいる人にとってみたらツライんじゃない?」とか。

 

 

 

もし、僕が感じていることが確かならば、日本は今相当狭っ苦しい世の中になっているということだ。いや、違うか。僕自身が狭っ苦しい人間になってるってことだ。

 

 

 

今だと・・・うーん、何だろうな。「税金」を揶揄するような歌なんかはあっても許されるような気がする。そういえばタイマーズに「税」って曲があったよな。タイマーズでいうと「総理大臣」っていう歌もあった(まあ他にも「あこがれの北朝鮮」とか「マリファナ音頭」とかいろいろあったけど)。この2曲は今歌っても許される感じがする。でも「ダイナマイト」と「大地震」は許されない感じがする。

 

 

 

繰り返しになるが、自分はどうしてこういう風に感じるようになったのだろうか。「この言葉は使っちゃいけないんじゃない?」っていう空気を醸し出している世の中を考慮してのことだろうか。だとしたらそれは不健康なことだと思う。

 

 

 

だからどんとの言う通り「こんな社会につばを吐く」人間に再びなれるように努力する必要があると思った次第である。ちょっと言葉足らずなところもあったかと思うが許してね。なんせ出がらしなもんで。

 

 

 

今日はこういう着地の仕方しかできない僕であった。

 

 

 

それでは。