細かすぎる世の中

昔(1990年代)「とんねるずのみなさんのおかげでした」というテレビ番組で「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」というコーナーがあった。当時まだくすぶっていた芸人が、プロレスやプロ野球や釣り師など、普通の人にはマニアック過ぎるモノマネを披露し、とんねるず有田哲平にジャッジされるという内容である。どうやら今も続いているらしい。

 

 

 

話は変わるが、ビートルズが本気でステレオヴァージョンに取り組んだのはラストアルバム「アビイ・ロード」からで、それまではモノラルのミックスに一生懸命で、ステレオ盤は1日くらいでエンジニアがちゃちゃっと仕上げていたということだ。だから本気で聴くならモノラルヴァージョンを聴けという。また、マトリクスが違うと音が違うらしい。などいい音で聴こうと思ったらどんどん沼に入り込むことになるらしい。

 

 

 

昨日ユーチューブを見ていたら、「サージェント・ペパーズ・・・」「アビイ・ロードB面メドレー」のヴォーカルだけを抜き取った動画が紹介された。また「みのミュージック」で、ビートルズのコーラスだけを抜き取り、誰かのところだけ、フェーダーを上げて聴くことができるサイトがあると言っていた。そりゃ聴きたくなるわな。

 

 

 

 

教育現場は、長らく1人の先生がクラス(教室)で授業をしていた。1990年代にTT(ティーム・ティーチング)という制度が入り、1クラス2人で授業する教科(主に算数)も生まれた。2000年代に入ってからは「教育支援員」という学習に困っている児童を支援する人が日常的に教室に入ることになった。他にもいろいろな名称の役割が生まれ、今や1人で授業をする時間は激減している。きめ細かく児童を支援していこうという方針からである。だから教室の中には大人たちがたくさんいるケースが多い。

 

 

 

昨年末にB&Wというイギリスの高級スピーカーを買った男(僕)は、最近このメーカーの上位機種を大枚はたいて購入した。少しでもいい音質で聴きたい、今よりいい音質って一体どんなんだろうと思ったことが購入の動機だった。

 

 

 

僕が興味のない分野でも同じことが起きていると思われる。世の中は細かくなったのだ。マニアックに自分の関心のあることを突き詰めていきたい人には堪らなく嬉しいこ世の中なのだろう。調べても何の収穫もなかった、なんてことはもうないのかもしれない。宇宙業界で話題になっているダークマターダークエネルギーとやらも解明される日が近いのかもしれない。

 

 

 

このまま事態が突き進んでいくとどうなるのであろうか。

 

 

 

犯罪は増えるのかな。レアなものを求めるあまり、盗んだり、人を殺したりする人が増えるかもしれない。もうそんなことは起きているか。

 

 

 

我儘な人が増えるかもしれない。いや、これは教育現場にいれば誰でも分かっていることか。我儘な児童、我儘な教員、我儘な保護者が果てしなく増えている。

 

 

 

別にいいじゃないか、と思う人もいるだろう。そりゃそうだ、生まれた時からこんな世の中だった20代30代の人は困っていないかもしれない。でも例えば大災害が起きたときなんかはどうなるんだろう。実際に今年の元旦に大地震が起きた。あの時の避難所の様子とかはどうだったんだろう。復興に向けてのいろいろな利権みたいなものはどうだったんだろう。大体復興は進んでいるのだろうか。

 

 

 

僕が言いたいのは、あんまりマニアックな生き方を突き詰め過ぎると、大変なことになるのではないかということだ。収拾がつかなくなるというか、周りから乖離し過ぎてしまうというか。50代60代以降の人はまだいいかもしれない。マニアックじゃない時代を過ごしているからね。僕にしたって明日からラジカセだけで音楽を聴けと言われたら、文句は言うけれどそうするしかないのなら仕方なくそうするだろう。

 

 

でもそうもいかない人の方が多くなってんじゃないの?

 

 

ってなことを思った土曜日の晩だった。そんで今は日曜日の午前4時である。久し振りにこんな時間に記事を書いた。でも自分が一番マニアックに生きているか、と思い至ったので今からもう少し寝ることにしよう。

 

 

 

今日は「ロックの日」で明日は「ムトーの日(結婚記念日)」である。妻は今週忙しいので、話し合って今日結婚記念のケーキを食べることにした。こんなことを話し合ったのは初めてのことだ。少しは心に余裕が持てているのだろうか。そうだとしたら嬉しい。

 

 

 

それでは。

 

 

 

新しいスピーカーは無事、妻に認められている。よかったよかった。

 

 

 

さあて筋トレすっか。