hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

5年生は動いていた

ふぅ。今週が終わった。「ふぅ」も「今週が終わった」も、何回書いたことだろう。でもホントに毎週そう思うんだもん、仕方がない。「疲れた」って書かなかっただけまだましだ。

 

6限目に職員室にいてくれないかと教頭に言われたので、「あちゃー、さっさと年休を取ればよかった」と思った僕だが、重い体を引き摺って14時頃職員室に行った。教頭は「ありがとう、ごめんね。6限目、誰もいないのよ」と言い、「はい」とスティック状の袋を僕に手渡した。「疲れとれるよ」と言いながら。

 

横にいた教務も「これ効きますよ。ただしものすごく酸っぱいですよ」と言う。見たら「クエン酸」と書いてあった。ふうん、と思いながら少量の水を口に含みクエン酸を口に入れた。教務が「あちゃー、一番酸っぱいパターンですよ、その飲み方」と言う。でも僕は酸っぱさを感じなかった。「いや、そうでもないよ。むしろ美味しいぞ」と言うと「hanamiさん、よっぽど疲れてるんやわ、それ」と言われた。教頭からは「あとで効くよ」と言われた。

 

クエン酸が効いたからだろうか、僕は6限目に職員室でバリバリ仕事をすることができた。来週の5年生と6年生のプリントを作るという快挙を成し遂げたのだ。これで、少し余裕を持って来週を迎えられる。

 

教頭が戻ってから僕は30分年休を取らせてもらった。もう限界だ。あ、そう言えば教務も「昨日で終わった、もう抜け殻」と言っていたな。職員みんな疲れているみたいだ。まあそんな時期ではある。

 

 

さてと、今日のことを軽く書いておくか。

 

「5年生は動いていた」。そうなのだ。僕が5年教室に入る前に既に座席を移動していて、2組の方は僕を待っていたので、「もう始めていいんだよ」と言ったら、すぐに動き始めた。1組の方は僕が教室に入る前に既に話し合いを始めていた。初めてのことだ。

 

僕はテストと称して何人かを指名し、雨温図の説明をさせた。こうやって説明する場面をこれからも作っていくことができれば、彼らの話す力は伸びるに違いない。頑張って欲しいと思っている。こちらも張り切ってその環境づくりをしていきたい。

 

4年生は初めてのグループ学習なので、みんなどうしていいか分からないようだった。僕は「もう今日勉強することは何か分かってるはずだから、そんな時は自分たちで動いて学習を始めていていいんだよ」と噛んで含めるように言った。そして学習を始めたグループを見て回っていいなと思ったノートをiPadで撮影してテレビに映しながらここがいい、とタイミングを見計らって話した。

 

子どもをピックアップしてテレビに映った自分のノートを指さしながら説明させることもした。結構いい感じで授業ができたが、最後ダレたかな。最後は僕が出て、きちんとこの時間に学習したことをまとめればよかったのだが、そこまでのパワーがなかった。この時間の前(2限目)に3年生の授業があったからだ。

 

3年生はなかなか上手くいかない。昨日は奇跡的に上手くいったが、今日はうーん・・・書きたくないなという出来だった。また来週に向けて作戦を練らなければいけないようだ。結構へこんだな。

 

体力ゼロ、精神力だけで午前の4時間を乗り切ることができたのは、5年生の学習に向かう姿勢が前向きだったからだ。これがなかったら僕はホントにへこたれていたと思う。教員という人間は、子どもに生かされているのだと思った次第である。

 

 

 

今日の最後はキング・カーティスで締めようかな。ちょっと頭が働かないので村上春樹の力を借りることにしよう。

 

村上春樹がディスクジョッキーをつとめる「村上RADIO」の4月30日の放送で「懐かしのアトランティック・ソウルwithスガシカオ」がオンエアされた。そこで村上春樹が採り上げたのがキング・カーティスの「Memphis Soul Stew」である。

 

村上:次は僕の好きなインストゥルメンタルでいきます。キング・カーティス。テナーサックス。この人の「メンフィス・ソウル・シチュー」。どうして「メンフィス・ソウル・シチュー」なのかというと、料理の作り方になぞらえて、バンドの音楽の作り方を一つ一つ積み上げていくんです。これ、おもしろいんです。フィルモアでやった長いのがあって、こっちもしびれますけど、今日はあんまり時間がないので、スタジオ録音の短いバージョンでいくけど、これもかっこいいです。

 

村上:ひとつまみの塩と、ふたつまみのコショーというように、楽器がひとつずつ入ってくる。

 

スガ:お、かっこいい。めっちゃ、かっこいい。

 

村上:ほら、ここでブラスが入ってくる。

 

っていう風に紹介されたもんだから聴いてみたよ、「メンフィス・ソウル・シチュー」。

 

 

結論、サイコーである。僕は早速iPhoneに取り込んで他にもかっこいい曲がないか探し、数曲を取り込んだ。

 

ライヴ盤はベースから始まってキング・カーティスが紹介する。次はドラムスを紹介だ。多分バーナード・パーディ(僕でも知ってる凄腕ドラマー)って言ってるような気がする。次はギター。そしてキーボードが入る。そしていよいよメンフィス・ホーンの登場だ。いいねえ。パーカッションも入って来た。ここで入れるのがセンスいいよ。最後はキング本人のテナーサックスだ。渋いね。あんまり長い時間ソロを取らないのが渋い。きっといい人なんだろう。

 

しばらくするといよいよ本格的にメンフィス・ホーンとキング・カーティスがガップリ組んで演奏する。気持ちいいですなあ。

 

 

それはいいんだけど、この曲を聴いて僕は思ったことがあるんだよ。またまた清志郎ネタで申し訳ないんだけど、RCサクセションの「よォーこそ」を思い出したんだよね。「よォーこそ」もベースから入ってメンバー紹介をする曲だ。もしかしたら清志郎キング・カーティスのこの曲を聴いて閃いたんじゃないかなって夢想しちゃったんだ。だったらキヨシ、なんていいアイディアなんだって思っちゃうね。そしてそれを日本語に乗せてロックサウンドに仕上げた(曲自体はフォーク時代からやっていたらしい)。素晴らしいじゃないか。ちょっと聴き比べてみてよ。サウンドは違うけど、コンセプトはおんなじだから。

 

 

「メンフィス・ソウル・シチュー」のスタジオ盤を聴いてもらおう。最後フェイドアウトするのが実に勿体ない。


www.youtube.com

 

次がしつこいようだが「よォーこそ」だ。どう?考え方は一緒じゃない?


www.youtube.com

 

 

今日妻は飲み会で帰るのが遅くなる。そして僕のところも飲み会だ(声をかけられたけれど勿論パスさせてもらった)。日本中どこもかしこもここぞとばかりに飲み会で盛り上がってるのかな。

 

 

さあてと。僕もこれから一人でフィーバーするかな。最近の愛聴盤はデヴィッド・ボウイの「ヤング・アメリカンズ」である。ソウルに夢中なボウイが可愛らしくもあり、かっこよくもある。(朝は映画「ブルース・ブラザーズ」のサントラ盤で盛り上がってから学校に行っている)