hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

俄然やる気が湧いてきた

月曜の朝に「自由進度学習」のことをちょびっとだけ勉強して、自分の社会科の授業にどう落とし込むかを考えていた。昨日は、市の自由進度学習の担当の先生が来ていて隣の教室の5年生にオリエンテーションしているのに気づいた。僕は、ちょうどテストをしていたので、ちょこちょこと隣の教室を覗かせてもらった。

 

その先生はまず他校の自由進度学習の様子を見せて大体の感じを児童にイメージさせていた。動画では子ども達が自由な形で学習する姿が映し出されていた。そこまで見た僕は、またテストをしている教室に戻り、そしてまた隣の教室に行き・・・っていうのを繰り返して僕も大体のイメージを掴むことができた。

 

その先生曰く自由進度学習は、①めあてを決める ②自己調整する ③振り返りをする という3点が大切らしい。月曜日に蓑手章吾先生のサイトを見た時と同じ流れだった。

 

その後、担任が実際に授業をしていたが、時間が足りなかったせいもあって、ちょっと消化不良な形で時間が来てしまった。僕はその先生に聞いたいことが山ほどあったのでダッシュして挨拶もそこそこに質問を始めたが、先生は次の学校に行かなければいけなかったので少ししか話せなかった。最後に僕は蓑手先生のサイトを覗いたことを話すと、「ああ、蓑手先生ですね、あんな感じです。でもあれよりは今の授業に近いです。明日も来ます」と言ったので「明日はガッツリ見せていただきます」と言って終わった。

 

僕が一番聞きたいことは、最初にどうするか、だった。例えば異分母同士のたし算を考える時だ。問題を提示して、今までの分数のたし算との違い(分母が違うこと)を確認し、どうすればいいか(通分して分母を等しくする)を考え、問題を解く、というのが一般的な授業の流れだと思う。そこをどう圧縮するのか、それともしないのか?ここを聞きたい。僕は何故同分母同士だとたし算できるのかまで掘り下げたいと思う方である。

 

もう一つは誰かと一緒に学習する時にどんな人と学習するのか?ということだ。僕は授業中は誰とでも交流できる人間関係を築くことが大切だと考えている(もちろん距離感はいろいろあっても構わない)。しかし「自由」だと人はラクな方に流される。きっと自分なら話しやすい人(普段からよく喋っている人)か賢い人(すぐに問題を解けるような人)にダッシュするだろうな、と思う。そこをどうするか?

 

今のところ質問したいのはこの2点だ。その上で社会科の授業でどう「自由進度学習」を実施するかも聞いてみたい。

 

僕が考えるのはこんなのだ。

 

まず単元のゴールを児童に伝える。そうだなあ、「もしタイムスリップするとしたら、縄文時代に行きたい?それとも弥生時代に行きたい?」でどうだろう。

 

そしていつもは学習のまとめに観る「歴史でドキリ」を最初に見せちゃう。観るのは一斉じゃなくて、各自だ。好きな時に一旦停止して気になることをメモする。そこで縄文時代弥生時代を概観する。そして習得する必要がある知識をプリントで再確認する。

 

次からが「自由進度学習」の始まりだ。「各時代の衣食住について」とか「どうやって暮らしていたか」とかそれぞれがめあてを決めて学習する。それを2時間した後で、どちらの時代に行きたいかのレポートを書く。

 

そのあと、交流して自分の考えを更に豊かにしたうえで、最終レポートを書く。できればそれをもとにプレゼンさせたい。最後に学習全体を振り返って単元を終える、というのはどうだろう。

 

今日は授業後に質問2点と社会科のことについて先生に聞くことができたらな、と思っている。

 

 

上手く聞けるかな。午前の部はここまでだ。音楽聴こうっと。いきなり昨日ジェイク・バグの最新アルバムが僕に降りかかってきたんだよね。嬉しいことだが忙しくなる。じゃあね。

 

 

ああ、そうだ。大事なことを書き忘れていた。僕が先日「許さない」と書いた件だ。月曜日の朝イチで〇〇先生が校長に言ってくれたらしい。昨日一昨日と校長は1回も授業を見に来ていない。〇〇先生に大感謝だ。

 

 

 

 

午後の部の始まりである。

 

今日も一日が終わった。ふぅ。職員会議にも(途中退席したけれど)出席したぞ。でも疲れたな。

 

1限から4限まで授業をして、5限目は授業参観だ。そこで6年の算数の授業を見て、その後の整理会にも参加させてもらった。授業の感想を言い合って担当の先生のアドバイスを聞いて、整理会が終わった。終わった後に僕は「もう1個いいですか?」と担当の先生に聞いた。

 

「社会科における『自由進度学習』なんですけど。こんな風にイメージしているんですけど」と朝書いたことを話したら、「それでいいと思います」と言われた。そして「hanami先生は去年プリントを使って授業をされていましたよね」「あれ、いいなと思いました」とも言われた。

 

そうか。去年のプリントを見てくれていた人がいたんだ、と驚き、評価してもらったことを素直に喜ぶことができた。「よかった。ああいう感じでいけばいいのか」と思うと同時に俄然やる気が湧いてきた。

 

というわけで今日は16時15分から30分自分の教室で蹲るだけで、あとはしっかり動いていたので、まあ疲れたわけだ。でもやる気が湧いてきたからと言って調子に乗らないでいこう。そして粛々と6年の授業を中心に「自由進度学習」に取り組み、「教員格差」などと言われないようにするのだ。

 

 

今日はここまで!チャオ!