hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

スコット・ウォーカーからデヴィッド・ボウイへ

2日続けて炬燵で寝落ちしている。つまりはCPAPをつけて寝ていない。弱ったな。早くこの生活を立て直さないと、お医者さんに叱られる。というか、自分の体のことなんだからちゃんとしないと。でも今週になって懸案事項だった「家に帰ったらルームランナーで歩く」ことが6日連続で達成できている。これは喜ばしいことだ。

 

都会の人にとって歩くことは当たり前なのだろうし、きっと1日1万歩ほど歩いているのだろう。でも地方で日常的に車を使って通勤している人は、そんなことはない。僕にしたって車で出勤して、校舎を歩き回るくらいだからせいぜい3000歩だ。

 

今回のルームランナーチャレンジ(もう何度目のチャレンジだろう)は、特に時間も決めずに、歩数も測らずにやっているのだが、もしかしたらこの方法だと気楽なので長続きするかもしれない。とにかく運動の習慣をもう一度復活させるのだ。今回のチャレンジではユーチューブ動画に頼ることにしている。適当な長さの動画を見つけてそれを見ながら歩くのだ。今は大体20分くらいである。

 

血圧の方は少しずつ下がっている。昨日は久しぶりに下が2桁だったので自分でも驚いた。きっと降圧剤の効果が出ているんだと思う。思うんだけど、降圧剤についても摂取することを否とする意見もある。僕としてはとにかく今は少しでも血圧を下げたい。

 

 

さて、タイトルの「スコット・ウォーカーからデヴィッド・ボウイへ」だが、正確には「ジャック・ブレルからスコット・ウォーカーへ。そしてボウイが受け継いたナンバー」である。ジャック・ブレルについては昨日「アムステルダム」という曲を題材にして書いた。今日はその続編というわけだ。

 

スコット・ウォーカーのことは、むかぁ~し、むかしにジャケットを見てかっこいいなあと思った記憶がある。四角いサングラスと短い髪、これってまるで若い頃のポール・ウェラーじゃん。逆か。ポールがきっとスコット・ウォーカーの真似をしたんだな。でもウォーカー・ブラザーズのメンバーで・・・って書いてあるところで「なんかチャラそうだな。まあ、聴かずともよかろう」と安易に切り捨ててしまっていた。

 

今回何故スコット・ウォーカーを聴こう!ってなったのか、よく覚えていない。まあいいや、とにかくスコット・ウォーカーのファースト・ソロ・アルバム「スコット」を聴いて「ワオ!」とぶったまげてジャック・ブレルまでさかのぼってみたわけだ。

 

スコット・ウォーカーについては僕もよく分かっていないので勉強がてら調べてみよう。

 

スコット・ウォーカーは1943年生まれ、アメリカ合衆国の歌手、作曲家」

「ゲイリー・リーズやジョン・ウォーカーと共にウォーカー・ブラザーズを結成。その後イギリスへ向かい、無茶苦茶ヒット曲を連発し、ヨーロッパ、オセアニア諸国で高い人気を得た」

「ウォーカー・ブラザーズ解散後もイギリスに活動拠点を置き、1967年にソロ・アルバム『スコット』を発表。全英チャート22位を記録」

「1968年、キャリア最大のヒット曲になるシングル『ジョアンナ』が全英チャート7位。アルバム『スコット2』は全英チャート1位を記録した」    (ウィキより)

 

最初にファースト・ソロ・アルバムの「スコット」を聴いてみた時の感想は「これはデヴィッド・ボウイ?だよな。というかボウイ、絶対スコットをコピーしてるよな」だった。ボウイとジャック・ブレルの線がこれで繋がった。そういうことだったんだ。ボウイもジャック・ブレルのことは大好きだったと思うんだけど、スコットのカヴァーを聴いて「俺もこれやりたい!俺これできる!」となったんじゃなかろうか。

 

もう一回アルバム「スコット」に話を戻そう。1曲目は、それはもう壮大なオーケストラをバックにスコット・ウォーカーが実に朗々と歌う「マチルダ」だ。とにかく壮大なオーケストラに負けないくらいスコットの声の圧がすごい。これは中期以降のボウイの朗々と歌い上げる路線に繋がる歌い方と声である。「マチルダ」はジャック・ブレルのカヴァー。これ1曲だけでも聞く価値がありますぜ、旦那。今みたいに複雑な構成じゃなくてこんなシンプルな曲でも人を感動させることができるんだと改めて認識した。


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2曲目の「モンタギューの青い影」もいい。こちらは、静かに朗々と歌い上げる時のボウイだ。ジャック・ブレルのことを「世界で最も重要なシンガーソングライター」と評していたスコットが自分なりにブレルの歌をカヴァーしたらこうなった。それを(きっと、多分、絶対)聴いたであろうデヴィッド・ボウイスコット・ウォーカーの歌い方を下敷きにしてジャック・ブレルのカヴァーをした、なんて想像してしまう。だからボウイファンなら一度はスコット・ウォーカーを聴くべし、だ。多分こんなことは昔っから言われていたことだろう。いやあ、見つけてよかったな、スコット・ウォーカー

 

このアルバムは全12曲40分だが、1曲目、6曲目(A面最後)、12曲目(B面最後)にブレルのカヴァーが置かれている。アルバムの大事なところでブレルカヴァーというわけである。

 

それで昨日取り上げた「アムステルダム」だが、ジャック・ブレルはシャンソンっぽくっていうの?アコーディオン、ベース、ピアノが基本で、後半ブレルが情熱的に歌うところでは演奏にも熱が入る。対するスコット・ウォーカーヴァージョンでは最初はしんみりアコーディオンをバックに歌っているが、後半オーケストラがバンバン入って盛り上げる。アコーディオン、ベース、ピアノとは迫力が違う。スコットの歌い方もそれに負けないくらい圧倒的だ。言ってみればたし算である。くどいけどもう1回貼り付けておこう。


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デヴィッド・ボウイヴァージョンはというと、終始アコギで歌っている。後半はもう1本アコギが入るが、ボウイ渾身の歌い方でこの曲を盛り上げている。相当歌に自信があったのだろう。細かい技術を駆使したりなんかしてるのもこの当時からできたんだ、と思った。こちらは考え方としてはひき算である。こちらのヴァージョンも貼り付けておくか。

 ↓↓↓ラジオ番組のライヴ演奏版 この時期の宇宙人声でこれだけ歌えるなんてすごい


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いずれにせよ、3者3様の「アムステルダム」になっているのが素晴らしい。というわけで今一番聴いている曲、「アムステルダム」の紹介でした。

 

 

 

 

 

 

ところで昨日、サウンドハウスから、入荷予定日は9月だと聞いておったまげたという話を書いた。その後、ネット上をいろいろとさまよっていると楽天市場で売っているのを見つけた。今まで何度も楽天市場に行っていたのになんでだ?でもとにかく販売している。是非こっちに乗り換えたい僕は、サウンドシステムにキャンセルしたい旨をメールした。

 

ところが返信では、「入荷予定日が早まりました。(9月から)8月になりました。ご検討下さい」と書いてあるではないか。そんなん待てるわけないですよ、ということで「いやいや、キャンセルするよ」と再度メールしてやっとキャンセルにこぎつけることができた。

 

僕はめでたく楽天市場でギターの注文をすることができた。日曜とか月曜に来るのかな?楽しみである。

 

 

 

毎週のことであるが、今日で無事今週を終えることができた。よかったよかった。来週はテスト週間になりそうである。

 

 

今日は、あんこう鍋に挑戦だ。日本酒を飲みたいけど、ここは我慢するしかない。