hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

トホホ日記を書くべし!

昨日も書いたが、元テレヴィジョンのトム・ヴァ―レインが亡くなった。享年73歳。遂に僕が敬愛しているミュージシャンの訃報を耳にする事態になった。松村雄策の時も忌野清志郎の時も遠藤ミチロウの時もそうであったが、信じられないんだよな。その人の音楽や文章がもはや自分の一部を形成している、そんな人が亡くなるってことが。思えばこのブログの初期に「マーキームーン=ギザギザ」って書いたなあ。その後も折に触れ彼のことは書いてきた。「野垂れ死にしているだろうNO.1のミュージシャンだと思う」なんて酷いことも書いたな(パティ・スミスのバンドに参加していた)。それにもしテレヴィジョンをファーストから聴いたら、僕はギターを買いに行ったかもしれないとも書いた。でも僕はこの前書いた「イントロが長すぎる名曲」コーナーに不覚にもテレヴィジョンの「マーキームーン」を入れなかった。不覚の一言に尽きる。

 

 

残された者としては、只々彼の作った作品群を聴くことしかできない。そしてこの世からいなくなっても、作品はこの世にクッキリと刻み込まれていることを確認するのだ。それにしても、ヤフーニュースのコメント欄にトムの死を悼む声が続々と上がってきているなんて信じられないな。テリー・ホールの時にも感じたけれど、潜在的ファンっているんだなあ。

 

 

今からちょっと邪険にしていたテレヴィジョンのセカンドアルバム「アドベンチャー」を聴きながら記事を書いていこう。今日はトホホ日記を書く予定だ。

 

 

トホホ日記を書くには、それなりに家で練習をするか、ギター教室で収穫があるか、じゃないと書けない。今日はどちらかと言うとそれなりに練習したからだ。どこで?学校で、だ(←この2文だけは先週の水曜日に書いた)。この日は雪のため、臨時休校になった。午前中は職員会議に参加できた。そしてもう明日の授業の準備はできている。というわけで、こっそり教室に隠してあるギターを久しぶりに取り出し、ギタ練を始めたのだ。ポール・ウェラーの「サンフラワー」とセックス・ピストルズの「ホリデイズ・イン・ザ・サン」である。

 

「サンフラワー」の方は、頭の中でメロディを奏でることができる。だからあとは、ひたすら練習するのみだ。毎日とはいかないが、JUNさんに教えてもらってから、ギタ練の最初は「サンフラワー」から始めている。

 

そしたら不思議なことが起こった。いつも指を開くのに難儀している箇所がスンナリと押さえられるのだ。「あれっ?できてる?」と思い、何度も練習してみた。これはもしかしたらギターのせいだろうか。リードⅡって、フレットの間が狭いのだろうか。そこら辺は分からないが、とにかく弾けると人間嬉しくなるもので、何回も練習できる。そうするとまた少しずつ弾けるようになってくるわけで、何だか好循環な感じだ。

 

同じ事が「ホリデイズ・イン・ザ・サン」にも起こった。イントロ(D×4の後)がどうにも馴染めなくて困っているという話は前に書いた。僕は単純に「ジャジャジャジャジャジャジャジャーン」(←僕にしか分からない・・・)を2回繰り返せばいいものと思っていた。コードはC→Bm→Am→Gだ。しかし正確には「ジャジャジャジャジャジャジャジャーンジャジャ(ウン)ジャジャ(ウン)/ジャーンジャジャジャジャジャ・・・」(これも僕しか分からない・・・でもシンコペーションしている)と弾いている。これが口ずさめなくて、つまり弾けなくて弱っていた。


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でもとにかく自分の教室で先生のお手本動画を見ながら口ずさんで無理矢理口ずさめるようにしてから、ギターで弾いてみるとあら不思議、何だかできているではないか。これは楽しい、楽しいぞ。そう思いながら練習に取り組んでいたのであった。

 

次の日の木曜日がレッスンの日だったが、精も根も尽き果てていたので、楽器屋さんに泣きついて土曜日に変えてもらった。そして迎えた土曜日。僕は朝から雪かきをして腰が痛くなりながらも今日は休むわけにはいかないと思い、ギターを抱え、まだ雪に囲まれている車の中に入れた。

 

ああ、そうだ。練習はJUNさんのマネをしてみた。つまりアンプに通さないで生音で練習していた。こっちの方が気軽に出来るっちゃあ出来る。

 

レッスン室に入ると、すぐに例のイントロをアンプを通して弾いてみたら・・・。「できてる?できてる!ホリデイズ・イン・ザ・サンに聞こえるぞ!」と思った。先生もOKですと言ってくれた。その後イントロの細かいチェックをしてもらった。「コード弾きなので上から下まで弾いた方がいい」「メジャーとマイナーの区別をもっとはっきりとつけて弾けると尚いい」等だ。

 

「じゃあ、曲に合わせて弾いてみましょう。まずは原曲の速さでやりましょう」と言うのでビビったが頑張ってついていった。途中分からないところはあったが、この曲はこんな感じっていう全貌は掴めた。それに原曲の速さにはついていけてる、と思った。

 

分からなかったところを確認し、もう一度弾く。そして再び確認してもう一度、という風に4回くらい曲の頭から最後まで弾いたかなあ。弾けば弾くほど、弾けてる感が強まってくる。いやあ、気持ちいいなあ。しかもあと30分弱あるぞ。

 

先生は後ろを向いている。何かな、と待っていると「はい」と新しい楽譜を渡してくれた。何と「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」である。思わず「わお!」と口に出して言ってしまった。これは嬉しい。先生は「いやあ、楽しいですね。どんどんできちゃって」と言い、「ジャンジャンやっていきましょう」と言ってくれた。

 

それからは先生の手をじっと見るタイムだ。それを見て、うん?なんか、俺、弾けそうな感じがするんだけど、と思った。もう一度先生の手をじっと見てから、自分でも音を出してみた。これは「ホリデイズ・イン・ザ・サン」と違い、リスナーとして聴いていた時と齟齬が生じることはなかった。だから弾けちゃったよ。いやー楽しい。今日は楽しいぞ。と思いながら1時間のレッスンを無事終了した。

 

いつもレッスン部屋を出る時が一番テンションが高くて「よし、家に帰って練習するぞー」と思うのだが、結局はズルズルとサボってしまっていた。しかし今回は家に帰って爆音で「ホリデイズ・イン・ザ・サン」の練習をした。いやあ、家で弾いても気持ちいいっすね。弾けると。そして細かいところの練習にも取り組むことができる。

 

ちょっとでも「できる」となれば、人間「やろう」「やりたい」ってなるもんですね。って教員をしている自分が今頃何言ってんだよって話ですが。

 

レッスンの日は2月は日曜日にしてもらった。これなら余裕を持って行ける。これから2週間頑張って練習するのだ。そしてトホホ日記をまた書くのだ。

 

 

しかしながら、楽しい内容のブログは今日までかもしれない。明日は悲しい現実を書かねばならない。あ、仕事のことじゃなくて体のことね。

 

 

それでは、おやすみなさい。

 

 

うーん・・・。記事をアップしようと思っていたら、また悲しい知らせが飛び込んできた。鮎川誠、膵臓がんのため亡くなる。享年74歳。これはちょっと今はまだ受け止めきれないな。R.I.P.としか書けない。


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