hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

ポール・ウェラーとオーケストラ

今日は、タイトルの話は後半に書くこととしよう。

 

昨日は、事情があって、記事を尻切れトンボのような形で終わると書いたが、その事情から書いておこう。大したことじゃないんだけどね。日曜日に僕は歯医者と呼吸器内科の診察日が重なっていたと書いたが、間違っていた。昨日の月曜に歯医者の予約が入っていたのだ。

 

記事を書いた後にそのことに気づいた僕は「危ないところだった。気づいてラッキー」と思い、17時15分頃に行った。前に書いたようにこの歯科医院は完全予約制で、待ち時間がほとんどない、運がよかったら行ってすぐに診てくれる。ところが行ったら駐車場は6台中5台が既に埋まっていた。最後の1台のスペースに駐車した僕は何となく不吉な予感を抱きながら待合室へと入っていった。

 

予想通り、というか勿論待合室には人がいた。2人だったと思う。診察室に3人入っているとしたらちゃんと計算は合っている。ああ、今日は2人分待たなければいけないのかな、と思いスマートフォンを取り出し、ヤフーニュースを眺めていた。そしたらあとからあとからどんどん人が来るではないか。数えたら6人いた。僕は何時呼ばれるのだろうか。もう予約時間の17時30分はとっくに過ぎている。

 

誰が呼ばれるか観察していると、僕が来る前にいた人は勿論、僕の後に来た人も呼ばれた。順番を抜かされたわけだ(精神科でもよくある)。時刻は17時50分。今までならもう家に着いている時刻だ。次に呼ばれなかったら今日はもう帰ろう。そう決心した僕は次に呼ばれなかったので、受付に行って「俺、19時に眠剤を飲まなければいけないので、今日は諦めます」と言って、医院を出た。次の予約は?と聞かれたので「また今度電話します」と穏やかに言って帰った。この時18時20分。

 

不思議だったのはいつもの精神科なら順番を抜かされようものなら心の中でプンプンしていたものだが、昨日はそんなことはなかった。どうしたんだろうか。僕は密かに成長しているのだろうか。いや、そんなことはないな、とか思いながら病院を出た。こんなことしてられない。やらなくてはならないことが山積している。(←大げさ)

 

帰ってすぐにブログの記事をアップしてから眠剤を飲んで、シャワーをして同時に洗濯をして、ポール・ウェラーを聴きながら夕食を作った。もう20時を過ぎている。しばらくぼぅっとしていると妻が帰ってきたのでご飯を盛り付けて一緒に食べた(豚大根と木の葉丼)。そして気づいたら炬燵の中で寝落ちをしていた。例によって11時頃目覚めた僕はなぜか満足だった。1日のルーティンは何とかこなすことができたからだ。いつものことをこなすことで、自分の心に平安が訪れるのを感じた。逆に言うと、少しでもイレギュラーなことが起こると、ガタガタと僕のリズムは崩れるということだ。弱っちくて参るね。

 

というわけで、昨日は急いで記事をアップしたというわけである。

 

 

さて、今日の本題である。ポール・ウェラーのことを書くぞー。

 

先日、「トゥルー・ミーニングス」をよく聴いていると書いた。このアルバムは2018年9月14日に発売されている。ポール・ウェラーがやりそうで今までやらなかったアコースティックアルバムである。ストリングスが絶妙に絡みついてくるところが気持ち良いと書いた。複数の団体とアレンジャーを起用していたが、ハンナ・ビールによるストリング・アレンジがいたくお気に入りだったということだ。そこで次作のライヴ盤での共演へと繋がることになる。

 

タイトルは「Other Aspects(Live at the Royal Festival Hall)」。2019年5月8日に発売されているから、ライヴ自体は2018年のものかもしれない(よく分からない)。バンドメンバーはいつものメンツだが、そこにハンナ・ビール指揮によるストリングスアレンジが縦横無尽に絡み付く。オーケストラはロンドン・メトロポリタン管弦楽団によるものだ。

 

以上が僕の持っているポール・ウェラー本から分かる基本データである。実はこのアルバムを一聴して僕は「ユルイな」と思った。それが今では1日に1回聴かなくては気が済まないほどになっている。現金なものだ。

 

ポール・ウェラー本の最後にはこうも書かれている。「これがロック・シンガーか?と問われれば、既に違う地表に立つアーティストになっているのかもしれない。しかしウェラーの基本を考えれば、この地表に立っていることは至極自然なことだ」

 

僕も概ね同感だ。ただ、ロック・シンガーじゃなくなったのか?と言うとそれは違うと言いたい。音が変わったくらいでポールのロック魂がゆらぐことなんてないって。これがその時のポール・ウェラーが鳴らしたかった音だった、それでいいんじゃない?

 

それで、ポールはもう1枚オーケストラと組んだ作品を発表している。実はこちらの方を先に聴いていた。タイトルは「An Orchestrated Songbook」。

 

2020年7月3日に「On Sunset」、続いて2021年5月14日に「Fat Pop」(16枚目のスタジオ盤)というスタジオアルバムを発表。「Fat Pop」のリリース翌日(5月15日)にBBC交響楽団を従えてロンドンのバービカン・センターで開催/ライヴ配信されたコンサートの模様を収めたライヴ・アルバムである(2021年12月に発売)。よくもまあ、そんな生き急いで、と思いもするがそれがポールのペースなのだろう。

 

こちらは「Other Aspects(Live at the Royal Festival Hall)」よりオーケストラ色が強い。「Other Aspects」は、バンドにストリングスを付けた、っていう感じだけど、こちらはガッツリオーケストラと四つに組む、って感じだ。それで何故か僕は今年の早い時期にこのアルバムを気に入ってしまった。その結果、彼の初期の作品を聴かなくなってしまった。

 

今書いた3枚が、今の僕のお気に入りだ。どの作品にストリングスが絡んでいる。今日のタイトルは「ポール・ウェラーとオーケストラ」だ。さて、何を書けばいい?もしかしたらストリングス、オーケストラっていうとディナー・ショーみたいなものを想起される方もいるやもしれない。フランク・シナトラとか?うーん・・・ロッド・スチュワートとか?書いていて自分で「何を言っているのだ、ポール・ウェラーがディナー・ショー?くだらないな」と思っていたが、すぐに「うん・・・そういうのもありなのかな」とも思うようになった。

 

先ほど挙げたフランク・シナトラロッド・スチュワートの名は、同時にスタンダードナンバーを歌う歌手、というイメージもある。ポール・ウェラーが自身のキャリアを網羅した曲をオーケストラをバックにまるでスタンダードナンバーのように歌う(もちろんザ・ジャムの曲も)。これってかなりかっこよくないか?ポール自身そんな野望を抱いているということは聞いていないが、もしそのように考えていたとしたら、痛快なことだと思う。

 

でもジャムの時から聴いている昔ながらのファンや、ソロの初期から聴いている人が「うーん・・・」と首を傾げるのも何となく分かる。ずいぶん遠くまで行っちゃったもんね。

 

 

 

 

などとのんびりと何を書いているのだ?状態である。現在16時ちょうど。もちろん学校にいる。今日はそうじ、6限カットで14時15分には児童は完全下校だった。明日は臨時休校になった。今日はもう少ししたら帰って、自分ちの駐車場の雪かきをして、記事をアップして食事を作って・・・ってな感じで過ごすことができたら◎である。ちゃんと帰れるかな?と心配するくらいには吹雪いているぞ。ちょっとワクワクしてきた。(←不謹慎)

 

 

ちゃんと報道通りの10年に1度の大寒波になりそうだ。

 

 

と、ここまで学校で書いていたのだが、外に出るとそれはもう大変なことになっていた。ワクワク?とんでもない。風が雪とともに横殴りで僕の身体を吹き飛ばそうとする。やっと車の雪をどかして、運転すると、今度は前がほとんど見えない。怖いよ~と思いながら家路に着いた。コンビニで少し食材を買って這う這うの体で帰ってきた。駐車場は雪かきする気にもなれなかった。

 

ああ、明日の朝が怖い。と僕はもう半ば明日の出勤を諦めているのであった。