hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

思いがけずいろいろと喋ってくれた

今日はタイトルの内容に行きつくまでしばらくかかるかもしれないな。

 

今は15時。昨日の15時にワクチンを打った。24時間経ったが、副反応らしい副反応は現れていない。左腕は相変わらず痛いがそれくらいかなあ。めでたいことだ。これで酒も飲めるぞ。でも眠くて眠くてさっきまで軽く昼寝をしていた。

 

午前中は、精神科の受診だった。〇年〇組の授業を外れたこと、その代わりに3年の書写を持つことになったことを報告した。そして心が軽くなったことも。先生は「よかったね」「こういうの(自分には難しいところを外してもらうこと)はhanamiさんに限らず『あり』だからね」と言ってくれた。

 

今日は土曜日だというのに待合室は数人しかいなかったので、長話になった。「まあ、先は短いんで、次の人生のことも考えます」と僕が言うと「そうやね。どうするん?」と聞いてきたので、(お惣菜屋さんをやりたいとは言えず)「うーん、塾とかですかね」と言ってみた(あながち嘘ではない)。「それはいいかも。hanamiさん、面白いモノを持っとると私は思ってるからね」。そうなんだ。僕は面白いモノを持っているんだ。よかった。それから大村はまの話をして診察は終わった。ああそうだ、忘れていた。「仕事には楽しさがなくっちゃ」と言っていたのが何だか嬉しかった。

 

 

 

帰りはビートルズを聴きながら、コーヒー屋さんに行き、スーパーではたはたを買った。今頃世界中のビートルズファンが聴いているだろう、「リボルバー」。僕の好きなデモテイク満載の箇所を聴いていたが、何だか仲良しグループが楽しそうに演奏している図を思い浮かべてしまった。ウリであるジョン版「イエロー・サブマリン」が段々正式テイクになる過程が聴けたのもよかった。僕は「アンド・ユア・バード・キャン・シング」と「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」が気に入った。前者は笑いながらふざけて演奏するテイク(前に聴いたことあるような気がする)から段々真面目に演奏するテイクに心温まった。後者はポールの声力が凄まじいの一言。この曲積極的に嫌い(というか苦手)だったんだけどなあ。こんなに生々しい声で歌われると純な僕はもういちころである。「アイム・オンリー・スリーピング」でジョンが「ソーリーソーリー」と言っているところも可愛かった。こんな天気のいい日にボウッとビートルズのデモテイクを聴く。幸せだなあ。

 

 

さーて、タイトルの話にそろそろいかなくちゃ。「思いがけずいろいろと喋ってくれた」のは6年生である。授業中、蠅が教室に入り込み、何となく集中が切れた時に何がきっかけか思い出せないが「言われたら嫌な言葉」について話すことになった。「こんなこと言われたら嫌だな、という言葉がある人?」と僕が言ったら、結構な数の児童が挙手した。しかもこういう時に限って肘をピンと伸ばして挙手しているから可愛かった。思いつくままに書いてみよう。

 

「なんか嫌な感じ」「6年だから」「幼い」「とりあえず自学2ページ」「しょうがないんや」とポンポンと出てくる出てくる。そしてそれぞれの言葉がなぜ嫌かを僕に説明してくれる(「先生にとっては『幼い』かもしれないけど、私らにとっては大事なことなんだ」とか)。俺は一体彼らにどう思われてんだ?と考えながらも僕はさりげなく「これって、みんな先生が言ってることだよな?」と返す。「『なんか嫌な感じ』は先生も言っとるなあ」とも言ってみた。

 

それから「されて嫌なこともある」とある児童が言い、「僕達がうるさいと教室から出ていく先生」と言った。「結局僕らが職員室に行って謝って、・・・って何かウザい」と言う。これは僕にも心当たりが大いにある。「げげっ、先生は君らに去年やったぞ」と言った。発言した児童は落ち着いた表情でうんと頷いた。そしてその児童は「先生が言われて嫌な言葉はありますか?」と聞いてきた。内心「何から言おう?」と思った僕だが、「言葉じゃなくて言われ方であるよ。先生が言い間違えた時に『〇〇です』と先生の間違えを指摘する時の言い方で心がズキッとすることがあるよ」と答えた。みんなは「ああー〇〇のことだ」と隣のクラスの児童の名前を挙げて囃し立てたので、「いやいや、色んな人に言われるよ」と言っておいた。

 

さらに他の児童(女子)がサッと手を挙げ「先生、これから何とかしたいことがあります」と言う。何だ何だと思い聞いてみると、「隣のクラスとの仲をなんとかしたい」と言うではないか。この話は教頭からも児童からも聞いていたので「何だか噂を聞いたんだけど、運動会の時はバチバチだったようだな」と言うと、周りのみんなも「そうそう・・・」とあれやこれや話し出す。ここはあまり深追いしない方がいいと判断して(「そうか。そんな風に思ってたんか」と言って)話を切り上げた。

 

こんな展開になるとは思ってもみなかったが嬉しくもあった。心が軽くなったことと何か関係があるのだろうか?何にせよ、こういう風にフランクに話すことができてよかったし、また機会を見て話したいと思った。でも担任にはなんて言おうかな。タイミングを見て話すことになるかもしれないが、今は話すべきではないな。

 

 

今日ははたはたという新しい食材に挑戦である。キリっといこう。

 

 

と思っていたが、酒を入れるのを忘れていたよ。人生、そう簡単ではない。

 

 

気を取り直して、チャボの「ガルシアの風」を聴いてみよう。MCも歌詞も声もギターも仕草もサイコーだ。


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