hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

またまた首を突っ込んでしまった

いやあ、今週ももう終わりだなんて信じられないね。よく頑張ったよ。とか言いながら2回も年休を取ってしまった。もうこれはしようがない。授業が終わったら1ミリも体が動かないんだもん。そんな時はずっとヨガマットに横たわって固まっていたが、いよいよそれも限界に近づいてきたようだ。ここからは7月3週まで何とかしのぐ毎日が続きそうだ。

 

先週の土曜日に病院に行って「何とか7月15日(金)までは頑張りたいと思っています」と主治医に言ったら、「分かった。それなら診断書を書くから7月11日(月)に来て。それまでに校長と相談しておいてね」と言ってくれた。ということを月曜に校長にも言って、(1学期の最後の週から病休を取ることを)了承してもらった。今週年休を取り過ぎたのはそれで気が緩んだのだろうか。いや、余計な事(でもないか)に首を突っ込んでしまったからだ。

 

「首を突っ込んでしまった」というのは、4年のクラスの学級経営に物申してしまった、ということだ。事の発端は先週の金曜日の6限目のことだった。補欠で隣のクラスに入っていた僕は、隣のクラス(2組。担任は2年目の女性教諭)があまりにも下卑た笑い声で盛り上がっているのを聞いて、「うん?」と思った。そうっと覗いてみると、ことわざに関するカードゲームに興じていた。盛り上がるのはいいんだけど、ちょっとこれは線を超えてるな、担任はどう思っているんだろうと思った。

 

次は今週の火曜日の2限目だった。隣の1組でテストをさせていたら、これまた子ども達が好き放題に何か言っているように思えた。「ちんちん」とか「うんこ」という言葉も聞こえた。この時もこそっと覗いてみると、漢字の熟語のしりとりをしている。そんな時間に何をベラベラ大声で喋っているんだろう。うーん、次はそのクラスでテストなんだけどなあ。どうしよう。

 

迷った末に僕は、子ども達に聞いてしまった。「先生によって態度を変えてないか?」と。すると1人を除いて全員が挙手した。そこで「それって、おかしい(変だ)と思っている人?」と問うと挙手した子は5人だった。他の子はそのことに特に何も感じていないのか。うーむ、これはまずくないかと思った僕は、その5人を呼んで「どうおかしいと思っているか書いてくれない?」と言って紙を渡した。その後「他のみんなも書きたくなったら勝手に紙を取りに来ていいから」と言って5人が書いてくるのを待った。1人目は「私はどの先生も普通にしようと思っているけど、周りがそうじゃない(先生によって態度を変えている)からそれに合わせるのがつらい」と書いてきた。次の子も似たようなことを書いてきた。その後他の子も書いてきた(「立ち歩いている人がいる」「授業が進まない」等)ので、「ここをもっと詳しく書いて」とか言いながら一人一人と話しているうちにその時間が終わってしまった。なんでこんなことをさせたのかの説明はあえてしなかった。

 

放課後、担任に話そうとしたが放課後のおのこりを子どもにさせていたので話すことができない。そこで隣のクラスの担任(1組。6年目の男性教諭)に「ほんとは順番が逆なんだけど(当の担任に先に言うのが筋なんだけど)・・・」と言って自分が聞いたことやしたことを言った。そして「隣のクラスだから少しは様子が分かるんじゃない?」と言ったが彼は「いやあ、授業に集中しているのでよく分かりません」と言う。「何か彼女から話を聞いてない?困っている感じはしない?」と聞いても何だか要領を得ない。結局その日は2組担任と話すことはせずに帰った。

 

次の朝(水曜)、1組担任に「昨日、話せなくてごめん。どうだった?」と聞くと「(彼女と)話したんですけど、そんなに困っているようではなかったですよ」「それに2年目だから分からないんだと思います。僕もそうでしたから」と言うではないか。年数なんて関係なく、困るもんは困る。もしほんとに困っていないのなら大問題だ。僕は遠足での彼女の子どもに対する接し方に好感を抱いていたから「ほんとに?困ってない?」と思った。そしてちょうど教頭が一人になった時にささっと近づいて「4年2組、どう思ってます?」と聞いた。教頭は「うん・・・。まずいと思う」と言った。簡単に昨日や今朝のことを話して自分の教室に行ったら、その後教頭も来て、話の続きをしていた。そしたら2組の女性教諭が僕のいる部屋まで来た。

 

どうやら友だち同士のトラブルが起こったらしい。話すうちに彼女の目から涙がポロポロと流れ落ちる。なんだ、ちゃんと困っているじゃないか。だったらこちらとしても言いようはあるぞ。と思い、教頭と2人でいろいろとアドバイスらしきことをした。「ありがとうございました」と言って彼女は教室に戻っていった。この日はこれだけでエネルギーを使ってしまって、もう疲れ果てたので年休を取って帰った。家に帰ってから学校に電話しようかとも思ったが、やめておいた。

 

そして昨日の木曜日。この日は1~3限空いているので来週の授業の準備の準備をしていたら彼女が僕のいる教室に入って来た。「あー、昨日話したかったけど、帰っちゃった。ごめんね。今、空き時間?」と言い彼女の言葉を待った。「昨日の5限目に子ども達に話しました。hanami先生の話した意味が分からなかった子もいたので説明して、友だち同士でも態度を変えていないか聞くと、みんな変えていると答えました。私はそれはおかしいと思う、と言いました」。僕は「そうか。自分の思いを子ども達に伝えたんだね。まずはよかったと思うよ」というようなことを話し、1冊の本を渡した。うろ覚えだが「授業で学級を育てる」といったタイトルだったと思う。たまたま月曜日に注文した本だが、もしかしたら彼女が読むといいかもしれないと思ったからだ。「今は忙しいだろうから、土日に一気に読んでしまえ。もしかしたらやってみようということが書いてあるかもしれないぞ」とだけ言った。

 

手前味噌だが、2日続けて僕のいる教室に来たということは相当困っているからだと思った。だから僕としてはできるだけのことはしたい。とか思っているうちに僕の残りエネルギーがどんどんなくなってしまったというわけだ。

 

5年1組にも首を突っ込んだ。そして4年2組にも。6年は2クラスとも常に臨戦態勢で(安定剤を飲んで)臨んでいる。来週から僕はどうなるのだろう。妻からは「あなたは毎年この時期から調子が悪くなるんだから気をつけないと」と釘を刺されている。

 

 

まあ、なるようにしかならないし、僕にはできることしかできないけど。彼女には踏ん張ってほしいものだ。