今週のレッスンに向けて結構練習したつもりの僕であった。主に小指が踊らないように心がけて練習したところ、少しずつ（あくまで少しずつ）小指もスムーズに動くようになってきた。小指が踊るのはきっと指に力が入り過ぎているからだろう、ということまでは分かってきた。この前と同じように15分前に楽器屋さんに行き、月謝を払った。教室には既に先生がいた。さあ、レッスン開始だ。
まずは「ストレッチをしましょう」と言われた。そうか、いきなりギターを持つんじゃないんだ。これなら気づいた時にやれるし、日常生活の中にも取り入れたいものである、と今更ながら気づいた。
最初は小指を動かす練習だった。「hanamiさんの小指がもう少し動くように練習していきましょう」と言われた。僕もそればっかり練習していたのでありがたい。まず指番号を教えてくれた。人差し指（１）中指（２）薬指（３）小指（４）だったっけ？毎回たくさんの情報が詰め込まれるから記憶も朧気だ。1弦5フレットを人差し指で押さえて１４３４２４３４と678フレットを弾く。しばらくは「よっこらしょ」と動かしていたが段々馴染んできた。すると「これを1フレットずつずらしていきましょう」だって。うぇーん・・・と思ったが食らいついていく。そして予想通り次は逆の動きだ。「あまりこの練習をし過ぎないでくださいね。以前高校生が腱鞘炎になっていますから」と先生。さすが高校生、集中力が違うね。僕は腱鞘炎にはならないと思うな。次は1弦1フレットから12341234・・・・と12フレットまで弾いて、その逆だ。こういうのは嫌いではないので、地道に練習するとしよう。
さて、次は何だ？「hanamiさんは、ドラムをやっていたからリズム感もさらに鍛えていきましょう」。いやあ、ドラム、関係ないっすよ、と思いながら先生のお手本を見る。6弦５フレットから４分音符で678フレット、5弦5フレットを8分音符で678フレット、4弦5フレットを3連符で678フレット、3弦5フレットを16分音符で678フレット、2弦5フレットを３連符で678フレット、1弦5フレットを8分音符で678フレット→その逆、である。そろそろ僕の頭も指もパンパンになってきた。いやいや、限られた時間だから必死にならねば。それに新しい動きに挑戦するのは楽しい。
先生は「いやあ、伝えたいことがたくさんあるんだよ」と言い、今度はCのスケールをいろいろな場所で弾き始めた。6弦8フレットからのCは練習したぞ。先生は「まず12フレットからやってみましょう」と言う。一瞬「うん？どうすればいい？」と思ったが、何となく形は覚えていたのでゆっくりだけどクリアできた。次は6弦8フレットからのCだ。これはできる、と思っていたのに何故かできない。ドレミ・・・と上がるので精一杯でドシラ・・・と戻る時は頭の中がゴチャゴチャになっていた。
そして先生は「レット・イット・ビー」をかけた。それに合わせてドレミで弾く。そしてドシラと戻るのを繰り返す。「これをただドレミ・・・って弾くんではなくて・・・」と適当にいろいろ弾いて見せてくれる。「そうすると、途中でこの音は変だな、合わないなっていうことがあると思います。そこがコードの変わり目です。だからGだったらソシレのところを押さえればいいわけです」。それは何となく分かる。しかしそこに到達するのはまだまだだということも同時に分かる。
まだまだ練習は続いた。「ゲット・イット・オン」だ。やはり曲を弾くのは楽しい。今日は「薬指もアクセントにつけて弾きましょう」「さらに小指もつけて弾くとこうなります。ちょっとロックンロールっぽくなってきます」。これこれ、これだよ、と思いながら一生懸命弾いてみる。昔、家で試みていた時より上手く動くぞ。
きっとさらに何か教えてくれるな、と思ったらAのブルース進行を教えてくれた。A、D、Eを使って薬指と小指も使って弾いてみる。こういうのは何となくだけどついていけるんだよなあ。
何だかんだで今日も１時間レッスンしてもらった。ありがたいが、ホントにいいのかなあ、と恐縮する僕であった。でも来週も早目に行こうっと。
17時45分～18時45分までレッスンして帰るともう19時だ。ニュースを見ながら急いでご飯をかきこみ、眠剤を飲むと20時にはもう眠くてたまらなくなる。20時半には眠っていたはずだ。目が覚めたのは午前1時半である。そしてこの記事を書いている。ちょっとは寝なきゃ今日の仕事に差し支えるな。それにしてもいつもと変わった行動をすると深く眠ることができるのが嬉しい。
予想通り、今日の授業は精神的にも体力的にもきつかった。何とかクリアして帰宅した僕だったが、クタクタだ。でも少しくらいは練習しておこうと思ったのだった。以上、アディオス！
