今日も眠くて眠くてたまらなかった。6時半頃に朝食を食べてもまだうつらうつらしていた。今日は晴れたので、マラソン大会だ。何となく気分がスッキリしないまま道路で児童の誘導をしていた。マラソン大会終了後やっぱり病院に行こう、と思い校長に失神したことを告げ、午後から休みを取った。
既に給食の時から眠くてたまらなかった僕は、病院で心ゆくまで眠った(ような気がする)。小1時間ほどしてようやく名前を呼ばれた僕は、事情を話した。話を聞いて医師はあれこれ言ってくれたが、ネットに書かれている以上のことは話してくれなかった。その後、血液検査、心電図、脳のCT、肺のレントゲンという順番で検査をしてもらった。2週間前にしてもらったばかりだというのに、とも思ったがここは仕方がない。
そして再び診察室に呼ばれ、どこにも異常はないと告げられた。そして心電図はこれだけでは不十分だから・・・と言うので「まさかホルター心電図じゃないだろうな」と思った僕だが、医師は「ホルター心電図というのを着けて24時間心臓の動きを診てみましょう」と言った。これも仕方のないことだ、と思い直し、素直に着けてもらって、清算して(バカ高かった)、家に帰った。
一息ついていると郵便物が届いた。その中に人間ドックの結果票が入っていた。恐る恐る中を見ると、「総合判定E:要精密検査」だった。「ああ、やっぱり・・・」と思った僕は一体何が良くないんだと総合コメントを読み始めた。「肝機能で異常が認められます。精密検査を受けてください」「高血圧症・・・塩分制限を実施し、治療を受けてください」この2つの後にもいろいろ書いてある。ああ、やだやだ。と言ってもこれまでの僕の不摂生のせいだからこれまた仕方のないことである。まだ死にたくないから、ここはひとつ頑張るしかない。うーん、この歳になると死に直結するんだな。突然死ぬのはやっぱり嫌だな。
というわけで、昨日「浜田省吾の巻」の記事をアップした後に御二方からコメントを頂いたので今回はこの場を借りて返事を書かせてもらおうと思う。
最初はJUNさんのコメントだ。「浜田省吾は意外だ。というか、テレサ・テンと石川さゆりも。このテーマでよろしく」と言われたので書いてみよう。大した理由じゃないよ。
「つぐない」「愛人」「時の流れるままに」は言うまでもなく、テレサ・テンの愛人3部作である。少年の頃に聴いてはいたが、特に気に入ることもなかった(気に入ったらそれはそれで問題だ)。しかし昔木村拓哉主演のドラマ「ギフト」(原作は飯田譲治。僕は飯田譲治のファンである)のある回で、テレサ・テンの「つぐない」が重要なキーワードになった回があり(その時のゲストは宇崎竜童。ほんとにどうでもいいことはよく覚えている。このドラマにはキヨシローも出演していたよ)、印象に残っていた。その後、知り合いの女性からこの曲が好きだと言われ、「どれどれ」と改めて聴いたところ、なかなかいいではないか。昔ディック・リーっていなかったっけ?いたよね。アジアン・ミュージックの貴公子、みたいな感じの人。そういえば宮沢和史と共演もしていたぞ。感覚としてはその流れ(アジアンな流れ)でテレサ・テンを聴いたんだ思う。歌詞はそんなにズキューンとこなかったけれど、メロディと声には魅了された。
石川さゆりは「暗夜の心中立て」「津軽海峡・冬景色」「天城越え」の3曲である。「暗夜の心中立て」は、椎名林檎繋がりである。椎名林檎を一時期よく聴いていた僕は、この曲の存在を知ってはいたがそんなに注目はしていなかった。しかし、彼女を好んで聴く女性から(女性から紹介されてばかりだ)「なぜ私の考えていることが分かるのかしら、と思った曲」だと言われたので改めて歌詞を確かめながら聴いたところ、それは「おいおい、これに共感したのかよ」という内容の歌だった。その後に石川さゆりヴァージョンを聴いたのだが、さすがに演歌の女王は歌唱力が違う。椎名も上手いが、格が違い過ぎる。そしてその年の紅白を観たら石川さゆりが「天城越え」を歌っていた。凄かった。その勢いで「津軽海峡・冬景色」も含めた3曲を取り込んだ。以来折に触れて聴いている。石川さゆりを聴いて「演歌ってすごいな。侮れん」と思った。もしかしたらブルースを感じたのかもしれない。
山口百恵は「横須賀ストーリー」「イミテーション・ゴールド」「秋桜」「プレイバックpart2」「絶体絶命」「いい日 旅立ち」「美・サイレント」の7曲である。これはリアルタイムで聴いた。「ザ・ベストテン」という番組も毎回観ていた。何故今頃になって聴きたくなったのかは不明だ。しかし阿木燿子・宇崎竜童夫妻はカッコいいな、と子どもの頃から思っていたことは確かである。時々フッと聴くと、そのままその日は山口百恵の日になる、ということはない。1回聴いて満足する、って感じだ。関係ないけど、俺、三浦友和が好きなんだよね。
もう1人コメントしてくれたのはsomewereborntosingthebluesさんである。「『路地裏の少年』は入っていないだとぉ?(意訳)」、そしてバラードが一級品なこと、その中でも「丘の上の愛」がベストなこと、アルバムはこれがお勧めだよということを教えてもらった。
僕は高校時代に渋谷陽一の「サウンドストリート」を毎週聞いていて(←前に書いた)、渋谷がRCサクセションの次くらいに紹介した邦楽ロックが浜田省吾だったように記憶している。そして「MONEY」をかけた。「MONEY」を聴いた僕は「なんてクサい歌詞なんだ!」と思いつつ彼の声には少し惹かれていたと思う。それからも渋谷は事あるごとにいろいろな媒体で浜田省吾を猛プッシュし始めた。おぼこい(←通じるかな?)、そして渋谷陽一の言うことは全て正しいと思い込んでいた僕はそれに影響を受けて「浜田省吾を聴かねば」と思ったわけである。
そして初めて買った彼の作品が「誰がために鐘は鳴る」(1990)だった。その中の1曲目2曲目を僕は気に入ってよく聴いていた。何故かはよく分からないが姉もその頃浜田省吾を聴き始めていた。多分僕とは違うルートで。僕の方はこのアルバム以降彼の作品は聴くことはなかったが、インタビューは必ず読んでいた。姉の方は聴き始めてから現在も熱狂しっぱなしである(夫、つまり僕の義兄と一緒になって熱狂している)。
僕は、浜田省吾と佐野元春を同じ匂いを持つアーティストとして認識しているようだ。何が同じ匂いなんだろうか。そこら辺を上手く書くことができるようになった時こそ、僕の「見る目(聴く耳か)」と「書く力」が向上した時だろう。
Somewereborntosingthebluesさん、今からまず「丘の上の愛」を聴きますよー。