hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

「レッツ・ダンス」以降のボウイ

90年代以降のボウイのおすすめ10曲をやってくれというお題をもらったので、今日はそれについて一生懸命書こう。

 

90年代以降のボウイは9枚のアルバムを発表している(ティン・マシーンは抜かした)。16年間で9枚とは今までのボウイのペースから考えると少ない。そして名曲含有率も低い。今日は思い切って「レッツ・ダンス」以降のボウイの活動を軽く俯瞰しつつ10曲を選んでみようと思う。

 

1983:Let’s Dance

1984:Tonight

1986:Labyrinth

1987:Never Let Me Down

1989:Tin Machine

 

「レッツ・ダンス」以降2003年までコンスタントにアルバムを発表しているところはエライ。作品としては1984年の「トゥナイト」までは許せるが、後は・・・である。「・・・」とはダメということではなくてあまり聴いていないということである(いや、ちょっと「ダメ」も入っている)。残念ながら「Never Let Me Down」のシングル「Day-In Day-Out」を聴いてがっかりした僕はこのアルバムを聴いていない。「グラス・スパイダー・ツアー」っていう大掛かりなツアーをやったのもこの頃だっけ?ボウイの死後放送されたものを観たが、やはり今イチだった。その後「ティン・マシーン」という「バンド」を組んだところから本格的に「ボウイ大丈夫か?」という声が高まったように思う。本人はえらく張り切ってインタビューに答えていたけれど。「Tin Machine」のデビューアルバムを発表して(多分)ツアーもして80年代は終わった。

 

1991:Tin MachineⅡ

1993:Black Tie White Noise

1993:The Buddha Of Suburbia

1995:1.Outside

1997:Earthling①

‛hours..‘②

 

以上が90年代に発表したアルバムである。「まだやるんかい、ティン・マシーン」ってセカンドアルバムが出ると聞いた時には思ったものだ。1993年に「Black Tie White Noise」をボウイ名義で発表した時には安心したよ。「やっと彼の『バンドブーム』が終わったか」と。結婚もしてシングル「Jump They Say」のチャートアクションもよくて、勢いに乗っているかに見えたボウイだが、聴く方も少し無理して喜んでいたような気がする。だから今はほとんど聴かないなあ。「The Buddha Of Suburbia」は存在自体知らなかったし、「1.Outside」はなんか胡散臭そうだった(「今さらブライアン・イーノかよ」って思った)ので買わなかった、と記憶している。「Earthling」が出た時はきっとボウイに飢えていたんだと思う。それにえらくドラムンベースにご執心だったようで、インタビューでも盛んに言っていたような気がする。そんなボウイにつられて僕はこのアルバムを買った。しかしこれも無理して聴いていたような気がする。でも「ボウイ50歳を祝ってのコンサート」でこのアルバムからの曲を聴いて「いいじゃん」って思った。だから僕としてはこのアルバムを一応復活のアルバムとして位置づけている。しかしその後の「‛hours..‘」から買うには買ったがあんまり聴かない状態が続く(つまり無理して聴くことはなくなった)。でも確か90年代だよね、「フレディ・マーキュリー追悼コンサート」でアニー・レノックスと「アンダープレッシャー」を歌ったのは。あれはボウイもカッコよかったけど、アニーのメイクには負けていたな。

 

 

2002:Heathen③

2003:Reality④

2013:The Next Day⑤

The Next Day Extra EP⑥

2016:Blackstar⑦

2017:No Plan

 

今思い出した。「Heathen」は買わなかったんだ。「Reality」は買ったがCD棚に眠っていた。僕が①~④を評価したのはアップルミュージックを導入してからだったよ。かなりヒドイボウイファンである。多分見捨ててたんだな。ところが2013年突然シングル「Where Are You Now?」が発表されたので驚いてアルバム「The Next Day」を買ったんだった。確かCDで買ったぞ。というわけで僕としては①~⑧から10曲を選びたいところだ。10曲超えそうだが選んでみるぞ。

「Earthling」からは「Seven Years in Tibet」で決まりだな。「‛hours..‘」からは「Something in the Air」である。しかしどちらもマッタリ系な曲なのでどちらかに絞りたいところだ。うーん、「Something in the Air」だな。「Heathen」からは、残念ながら選ぶ曲がなかった。「Reality」からは「New Killer Star」(←昔のボウイを今のボウイがコピーしているみたいな曲。でも結構好き)「Pablo Picasso」(ジョナサン・リッチマンのカヴァー)で決まりだ。これで3曲か。

 

⑤~⑧まではたくさんありそうである。

 

「The Next Day」からは、「(You Will)Set the World on Fire」。まあギターがギャンギャン鳴っているけど、許すとするか。「The Next Day Extra EP」からは、「Atomica」「Like a Rocket Man」「God Bless the Girl」。このEPは名曲含有率が高い。何故本編に入れなかったのだろうと思う曲ばかりだ。「Blackstar」からは、「Blackstar」「’Tis Pity She Was a Whore」。このアルバムの聴きどころはドラムスだ。これは人間が叩いているのか?叩いているのだ。ドラムだけ集中して聴いていると非常に気持ちが良い。「Blackstar」からはそこはかとない終末感が漂ってくるし、「’Tis Pity She Was a Whore」からは、イントロのボウイの鼻息からドラムスからいろいろな楽器から生身感が漂ってくる。どちらも大好きだ。「No Plan」からは、「When I Met You」で決まりだな。

 

絞りに絞って7曲か。ちょうど10曲になったぞ。

 

改めてズラズラと並べてみると、

 

・Something in the Air・・・「‛hours..‘」(1997)から

・New Killer Star・・・「Reality」(2003)から

・Pablo Picasso・・・   〃

・(You Will)Set the World on Fire・・・「The Next Day」(2013)から

・Atomica・・・「The Next Day Extra EP」(2013)から

・Like a Rocket Man・・・  〃

・God Bless the Girl・・・  〃

・Blackstar・・・「Blackstar」(2016)から

・’Tis Pity She Was a Whore・・・ 〃

・When I Met You・・・「No Plan」(2017)から

 

 

なんと・・・。1990年代の曲が1曲とは。そして7曲は2013年以後の作品からだ。偏向しているな。こうなったのにはわけがある。罪人がいるのだ。その名はリーヴス・ガヴレルス。ギター担当である。ティン・マシーン前後からの付き合いだと思う。僕はこの人のギターが苦手だった。だってうるさいんだもん。だから上に挙げた曲は、あんまり彼がフィーチャ―されていないはずだ。されていてもこれなら許そうと思った作品だ。ああ、カルロス・アロマー、好きだったな。

 

これをもしボウイ90年代以降のベストアルバムとして聴くのなら1曲目に「Something in the Air」を持ってくるのはあまりよろしくない。この曲は2曲目か3曲目だ。なるべく上に書いた曲の順番をいじらずにベストアルバムとして考えてみると・・・

 

・Atomica

・Something in the Air

・New Killer Star

・Pablo Picasso

・Like a Rocket Man

・God Bless the Girl

・(You Will)Set the World on Fire

・Blackstar

・’Tis Pity She Was a Whore

・When I Met You                   以上10曲49分である。

 

今日はアルバム発売の年以外は何も見ないで書いたから、もし間違っていたらスミマセン。あ、でも「Blackstar」に参加したドラムのマーク・ジュリアナについては調べとこう。ふーん、あのビートはボウイのデモ(ドラム・パートは打ち込み)をいかに自然な形でアコースティック・ドラムに置き換えるかが課題だったのか。全くいい仕事をしたもんだぜ。

 

 

 

いよいよ明後日が例の「計画訪問」である。僕は指導案を書いて、必要な掲示物を用意してから、何もしていない、何も考えていない。相変わらず授業は低調だ。どうしましょう。明日は学校に行くことになるのかな。今日は「ミナミ」じゃなくて「尾道ラーメン」を食べに行った。久しぶりだったなあ。もちろん愛車に乗って、である。いつまででも乗っていたいくらいである。降りてチラッと見るともう胸がキュンとするよ。