昔々僕は当時付き合っていた彼女(今の妻)に、もしものこと(例えば暴漢に襲われたりとか)があった時に、金属バットを持ってその男を殴り殺すことができるだろうか?ということを自問自答していた頃があった。一日一回何かの拍子にこういうイメージトレーニング(妄想?)をしては、うん、金属バットを持って行ける、と確認したものだ。今はそんなことしないけど。変かな?
そんなことをしない代わりに、数日に一回は必ず聴いている曲がある。その曲を聴いて、今でも心が震えるかを確認しているような気がする。その曲がShing02の「400」である。今日は思い切ってその詩を全部書いてみよう。
「400」
400!字詰めに煮詰めて己を見つめて言葉を沈めて
400!世の中の嘘800真っ二つに切る言葉
400!字詰めに煮詰めて己を見つめて言葉を沈めて
400!潰れるマスコミ広がる口コミビートを打ち込み
鉛の筆 日溜まりの樹の下で溜まりに溜まった気持ちを吐く
沢山の感情を掻き分けて先駆けて辿り着く本音
とんでもなくデカい問題の気配に囲まれて暮らす社会
途方もなく虚しく感じさせる生き甲斐の掴めない実体
では一体働くこととは何かと一から考え直せば
頭と体を奉仕する意義、生活を維持する実感
道具と時間と環境揃えば何でもできるかといえばそれは違う!
何もかも駄目、嫌な仕事をする羽目全ては 飯を食うためだけ
誰も彼もお金が悩みの種のお陰貯めても盗られるだけ
だから人間辞めって馬鹿な真似そう簡単には死ねない血と肉と骨
中に宿る心、子供の頃の夢をここで呼び起こすところ
400!字詰めに煮詰めて己を見つめて言葉を沈めて
400!世の中の嘘800真っ二つに切る言葉
400!字詰めに煮詰めて己を見つめて言葉を沈めて
400!潰れるマスコミ広がる口コミビートを打ち込み
若い人間しかできないことできない仕組みで諂い溺愛する権力
なんて結局積極的な個性も殺す埋もれる実力
新しい価値掲げる若手を旗手に結束固めて
逆らう力を蓄え仲間と輩を片手でまとめて
もう一方で握る舞台仕切る隠れてる黒幕の尻尾
今日日本動かす呑気な大人も明日は人事じゃないぞ
若い人間にも一言、親離れするまでまだ半人前
一人前の飯平らげるだけ下の手本になること自覚しろ
二人前の稼ぎ出来るまでは一人の女も守れないから
三人前の責任負えば家族の酋長一人で守る宝
だから独り身のうち道極めろ、選択する覚悟しろ
衣食住だけ確保しろ、炊事洗濯やってる奴手を挙げろ!
400!字詰めに煮詰めて己を見つめて言葉を沈めて
400!世の中の嘘800真っ二つに切る言葉
400!字詰めに煮詰めて己を見つめて言葉を沈めて
400!世の中の嘘800真っ二つに切る言葉
最新の機械の使い方も理解できない大人が牛耳る世界
最近の若い世代の扱い方知らない本当なら怖い
なのに臭いものに蓋、話すだけ無駄、知ったか流行りの歌
ちょっと待ったそれで終わりか?だからお互い分かち合うのは
同じ文化の違う世代よりも違う文化の同じ世代、そういう時代
何が大事か誰がマジか見切りつける締め切りも間近
この国の端と端から集まる子達が命を懸けては
一人変われば周りの百人変える力持つこと忘れんな
長いものはぶった切る出る杭は打ち返す芸術で訴える!
400!字詰めに煮詰めて己を見つめて言葉を沈めて
400!世の中の嘘800真っ二つに切る言葉
400!字詰めに煮詰めて己を見つめて言葉を沈めて
長いものはぶった切る出る杭は打ち返す芸術で訴える!
長いものはぶった切る出る杭は打ち返す芸術で訴える!
いやあ、高揚しますなあ。これをほぼ毎日聴いているんですよ。しかし自分はもう若者にお小言を言う世代になってしまった。ここら辺、整合性は?と聞かれたら困るけど、盛り上がるんだから仕方がない。案外若者はこれを聴いても盛り上がらないのかもしれない。でも最後の「長いものはぶった切る出る杭は打ち返す芸術で訴える!」。こういうパワーの衰えを最近頓に感じる。
昨日までで557記事を書いたが、このうち音楽が242記事、自分のことが134記事、教育が134記事だった。今年の初めくらいまでは、音楽と教育の数が拮抗していたはずなのになんてこった。教育ネタはさすがに今書く気がしないが、復職したらまた頑張ることにしよう。それにしても「自分のこと」って何を書いていたんだろう?