hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

夏眠日記その3(チャック・ベリーってすごいな)

今日はここ1か月で史上最高に眠れた。3時間、3時間の計6時間だ。そして素晴らしいことにどちらも寝室で寝ることができた。やればできるじゃないか。

 

今日はまずチャック・ベリーのことを書きたいな。昨日観た「ブラウン・アイド・ハンサム・マン」のことだよ。

 

冒頭でエリック・クラプトンは「ロックンロールをやるとみんなチャックみたいになってしまう。彼がルールを作ったんだ」と言う。そしてキース・リチャーズは嬉々としてチャックと演奏をする。キースがソロを演奏する時は必ずチャックにお伺いをたてる。OKがでると弾く。それが堪らなく嬉しそうだ。そして「チャックは中世の吟遊詩人のように自分で曲を作り、演奏して歌ったんだ。(それまでの分業体制とは違うことを言いたかったのだろう)」とインタビューで話す。

 

その後も次々とライブの映像が紹介されるが、それを見ていろいろ思ったことがあった。まずチャックの手がでかい。これがあったからあの名リフが生まれたんじゃないかと思う(誰かが既に言っていそうだ)。小指も難なく使っている。本人が発明したんだから当然か。

 

次に演奏している時のチャックのギターの音量がでかい。何て言えばいいんだろう、バンドから浮き上がって聴こえてくるのだよ。バンドはあくまでチャックが目立つ、そしてチャックが気持ちよく演奏できるようにお膳立てをするためのバンドなんだな。キースとか有名な人がいる時は「ヘイ、キース!」なんて言ってソロを促すけれど、きっと普通の人がバックバンドをやっている時の扱いは酷いだろうな。

 

そういえば、昔松村雄策チャック・ベリーについて書いた文章に「チャックのライブでのバンドは現地調達なんだそうだ。誰でも知っている曲だからだろう」みたいなことを書いていたな。とにかく我々はチャック・ベリーを見たいんだから、まあ当然のことであるが。それにしても気持ちいいギターだよ。

 

ローリング・ストーズの「アラウンド・アンド・アラウンド」、ビートルズの「ロール・オーバー・ベートーヴェン」等も紹介されていたが、ジミ・ヘンドリックスの「ジョニー・B・グッド」にはぶっ飛んだよ。リード・ギターとリズム・ギターを一人でやっちゃうんだよ。ジミヘンなんだから当然か。いやあ、しかしいいものを見せてもらった。

 

さっき「本人が発明した」と書いたが、映像の最後でチャックは「俺は新しいことをやっているわけじゃない」と語る。そして元歌らしき曲が流れる。確かに似ている。でもそこからあの素晴らしいナンバーが続々と生まれてきたんだ。ただしどの曲もほぼおんなじだ。でもそれが堪らないんだよなあ。って前から聴いているような口を叩いていると思われるだろうが、そうなんだよ。前から曲は聴いているんだよ。でも今回の「ブラウン・アイド・ハンサム・マン」で改めて彼の凄さがようく分かった。

 

そう思った僕は早速YouTubeで検索活動開始だ。「ジョニー・B・グッド」の弾き方が山のように出てくる。それを見て愕然とした。よく分からないんだもん。小節感がないというか。どこで区切ればいいのか分からない。

 

これをキースやジョンやポールやブライアンは耳コピしたのか。きっと数百回も聴いたのだろう。そしてみんなに聴かせたのだろう。ジョンが「聴いてくれよ」とチャックの曲を弾くと、それを聴いたポールが「いやいやジョン、ここはこう弾いてるんだと思うけど」なんて会話もしてたんじゃないかな。

 

こんな偉大な(私生活は知らんが)人と一緒にやれたらそりゃキース(彼の私生活も相当なもんだ。今は知らんが)だって嬉しいに決まってるよな。

 

今日はチャック・ベリー特集でした。ハードディスクに残しておいてよかったよかった。

 

 

 

それにしても、だ。ユーチューブの番組に出てくる人って何であんなに早口で情報量多くても言い間違えないんだろう。み~んなお喋りだ。でもあんまり羨ましくない。

 

もう一つ(止まらなくなってきたな)。ピックとの相性がよくて気持ちよくギターの練習ができる。今まで僕はよくピックを持ち直していたのだが、新しいピックではそれがない。となると右手の脱力も少しずつできるようになるかもしれない。