行ってきました。楽器屋さんに。
何故かふと気づくと2限目の空き時間に地元の楽器屋さんに電話していた。「エレキギターを買いたいんですが。見た目重視でフェンダーのジャズマスターを狙っています」と言ったところ、「フェンダーは今日本に入って来ていないんですよねー、ほとんど」という答えが返ってきて、「えっ、あのフェンダーが？」と思った。よくよく聞くとまあいろいろな事情があるらしいことは分かった（こういう具体的な話を再現するのが苦手なんだよなー）。
しかし楽器屋さんは「G＆Lという会社で出しているジャズマスターのモデルがありまして・・・」「それは従来のジャズマスターの欠点であった弦落ちも防ぐような仕様になっております。私としてはそれをお勧めしますね」と言われ「今、それは店にはありますか？」と聞くと1台あると言う。「じゃあ夕方言って音を聞かせてもらってもいいですか？」と聞くと「分かりました」と言われたので、よしっと思って授業に臨んだ。
昼には目をつけておいたもう１軒の（僕の地元より都会にある）ギターショップに電話したところ、やはりＧ＆Ｌの製品を勧められた。店に何台かあるか聞いたところあると言う。ここはひとつ今日は地元の楽器屋さんに行って、場合によっては土曜日に都会のギターショップに行くことにするか。
定時にダッシュで退勤した僕は楽器屋さんを目指した。しかし途中ではたと気づく。僕は楽器屋さんが苦手なんだった。でもそんなことを言っている場合じゃないぜ、と思い、逡巡せずに店に入った。そして「朝、電話したんですけど。お店のお兄ちゃんと」と言うとすぐに分かってくれてお兄ちゃんが登場した。
「これなんですけど」と言って持って来てくれたのは、黒のジャズマスターモデルだった。かっこいいな、と思った僕は、「まずはこんな感じのを弾きたいんですけど」とハリーの「無頼白痴」をスマホで流した。「分かりました」と言ってジャラーンと弾いた音を聞いてやっぱり興奮したよ。
色々な音色で鳴らしてくれて、「こっち（無頼白痴）の方はテレキャスだと思うんですけど」と言うと、「ああ、テレキャスだと相当歪ませていますね」とテレキャスターを用意して弾き比べをしてくれた。確かにジャズマスターの方が音圧がある。
値段を聞くと結構な値段だった。アンプのことも聞いたがアンプもあんまりおろそかにしたらいけないと分かった（当たり前だ）。フェンダーについての現在の事情などいろいろ気さくに話してくれたお兄ちゃんだったので、正直言ってここで買いたい、と思ったが今は我慢のしどころだ。土曜日を待つことにした。
僕の愛器Ｊ－45を綺麗にするポリッシュやなんかを買って店を後にした。
一応G＆Lの説明をしておくと、「フェンダー創始者レオ・フェンダー氏がフェンダー創設メンバーだったジョージ・フラートン氏と共に設立した『エンジニアとしての理想を実現するために創立したブランド』」らしい。
