エレキギター購入作戦をもう頭の中でスタートさせている僕は、グレッチ、ジャズマスター、タルボに狙いをつけていた。するとJUNさんが「ジャズマスターでコードをジャカジャカ鳴らすのがいいんじゃない?」とアドバイスしてくれた。
そうか。ジャズマスターか。そうだよな。グレッチやタルボなんてちょっと手が出ないよな。そう思った僕はジャズマスターはいくらかな?と検索し始めた。何だ、結構手ごろな値段じゃないか。これならエレキ初心者の僕でもOKだろう。
そう思ったが気になることも書いてあった。「ジャズマスターほど欠点の多いギターはない」みたいなことだ。何?と思い、「ジャズマスター 弾きやすさ」で検索するとあるわあるわ、いろいろな欠陥が。ブリッジの不備で弦がずれやすいだと?スイッチと右手がぶつかる?いろいろな欠点も愛しながらジャズマスターを弾いて下さい、とコメントするギタリストもいた。
どうすればいいんだ?細かいことは抜きにしてルックスでジャズマスターに惚れていた僕の心はグラグラ揺れっ放しだ。
さらに調べるとやはりコードカッティングはテレキャスターが一番弾きやすいようだ。うーん、テレキャス。JUNさんと被るな。別にそれは構わないんだけど、もう少し考えてみよう。
僕は密かにエピフォンのアコギも買いたいな、と思っていた。ギブソンのS-200のモデルの廉価版だ。ボディがばかでかいやつ。これカッコいいな、ジャズマスターを首尾よくお手頃価格で手に入れられれば買えるぞ、と都合のいいことを考えていた。
というわけでエピフォンのエレキギターもいいかな、と考え始めた。カジノはどうだろう。ポールやジョンも使っていたよな、確か。調べてみるか。値段は超お手頃だ。
しかしカジノにもいろいろ問題がありそうだ。すぐハウるとか。韓国製とか。昔のような音は出ないとか。いやはや、どうしたものか。レスポール・ジュニアも頭をかすめている。
でもこうやって悩んでいる時が一番楽しいだろうな。少なくとも通販で買ってはいけないことは分かった。家の近くにある楽器屋さんは営業しているのだろうか?のぞいてみようかな。それともちょっと足をのばしてもっと大きな店に行った方が確実かな。まあ行動に移すのは左肘を治してからだ。
今日も点滴に行ってきた。帰り際「今週の金曜日まで毎日来てほしいんだけど来られる?」と尋ねられた。「分かりました」と答えた僕は同時に「弱ったな」と思っていた。2時間ほど毎日休みを取らなければならない。授業には支障はないんだけれど、これでは1学期にこれだけ取れるな、と皮算用していた年休を超えてしまう。
それにしても左肘の先が疼く。何となくイライラしながら家でじっとしていた僕であった。