hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

(かすかに)ジョニー・ロットン風味がするミック・ジャガー

昨日の「ベストヒットUSA」最初のコーナー「スター・オブ・ザ・ウィーク」でミック・ジャガーの新曲「Easy Sleazy」が紹介されていた。デイブ・グロールがドラムとギターを担当している。

 

デイブ・グロールについては彼のドラムは好きだが、ギターは何となく敬遠していた。つまりニルヴァーナはOKだが、フー・ファイターズはほとんど聴いていない、というわけだ。

 

フー・ファイターズ、人気実力ともに兼ね備えた優れたバンドなんだよね。きっと嫌いな人は少ないはずだ。僕はきっと食わず嫌いなのだろう(同じことがパール・ジャムにも言える)。

 

小林克也によると、ミックはコロナは昨年で収束すると思っていたらしい。しかし未だ収まったとはいえない。ツアーもできない。冗談じゃないっていうんで曲を作ったそうだ。それを今までもよく相談していたデイブ・グロールに聞かせ、デイブは「俺も参加するから」と言って新曲発表に至ったというわけだ。

 

歌詞も今の状況にイラついてもいる様がストレートに伝わる。「尻もちついて曲を作ろうとしたらZoomに繋げばいい」「刑務所の壁から脱出して窓とドアを開けよう」などと歌い、サビでは「すべてが上手くいく」だ。歌詞のイラつき加減もだが、歌い方も何だかいつもよりテンション高めだぞ。特に最後は「すぐに忘れたくなる記憶になるさ」と歌って終わるが、かすかにジョニー・ロットン風味がする。そんな風に聴くとデイブ・グロールのギターも何だかスティーブ・ジョーンズのように聞こえてきた。ミックのジョニー・ロットン風味を感じさせる歌い方は、結構面白かった。

 

それにしてもやっぱりミックが不定期でも曲を発表してくれると安心する。ああ、生きてたんだ&相変わらず元気モリモリだな、である。ギターも何だか難しそうなコードを弾いているぞ。

 

この勢いでじゃあキースは一体どうしているんだろう、と思い検索してみると何だ、昨年シングル「Hate It When You Leave」を発表しているじゃないか。こっちも渋さは相変わらずかな。いや、サビがいつもよりリリカルな感じがするか。うん、印象に残るサビだ。さりげなくホーンも入れちゃっている。2曲目は「Key To The Highway」だ。

 

バリバリのブルース・ナンバーを思い切りしゃがれ声で歌うと思ったら、そんなにしゃがれていない、というか軽く流して歌っている感じだ。もちろん例のメンバーだからセッションの域を超えた出来だけど。

 

それにしてもミックは引退しないんだそうだ。「引退したら死んじゃう」んだって。それで、ストーンズも解散しないんだって。まあ一人、また一人と抜けていくことがあるかもしれませんけどね、って小林克也が言ってた。