hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

縛られている、今も

昨日(土曜日)の午前中に記事をアップしてからぼうっと過ごしていた。気がついたら何か録画されている。ああ、ブルース・スプリングスティーン特集だったな、と思い何気なくテレビをつけてぶっ飛んだ。かっこいいじゃないか、スプリングスティーン。その番組は2006年にニューオーリンズでやった(ハリケーンカトリーナが来た時だ)、まあ通常のライブとは異なったものだった。

 

スプリングスティーンはアコギを持ち、歌っていた。そのアコギの持ち方が面白いんだ。まず胸の高さまでくらいでギターを持っている。珍妙な格好だが彼がやるとかっこいい。そしてディランのようにシールドを差すプラグの辺りからカッティングしている。ギターのヘッドは極端に下にして、また時折マシンガンのように構えてギターを弾いていた。

 

急いで僕はアップルミュージックだ。おお。2006年のライブ盤がある。映像のライブで1曲目にやった「O Mary Don’t You Weep」と2曲目にやった「John Henry」が特に気に入った。

 

その時僕が気づいたのは「今までだったら、資料を調べてどんな記事にするか考えながら観ていただろうな」ということだった。久しぶりに何も考えずに映像を「ただ」観ることができた。結構縛られていたんだな、ブログを書くという行為に。

 

というわけで、「ただ」観よう、と思った僕はテレビをぼうっと観たり(スイッチインタビュー)、YouTube甲本ヒロトの発言を聞いたりして午前と午後を過ごしていた。こうやって書いている時点でほんとはスケベ心丸出しでダメなんだけどね。

 

でも一つのテーマで書くのではなく徒然なるままに書いている、何度も映像を見返していない、ということで自分を許してあげよう。

 

「スイッチインタビュー」では「居て」「捨てて」「語れ」という言葉が心に残った。「捨てて」というのは稽古でいろいろ考えてこうしようと思ったものを「捨てて」舞台に出ろ、という意味らしいが、授業に似ていると思った。この前書いた「マチダ先生」が指導案を書く時はとことん詰めて詰めて考えるが、授業になったらそれを全部捨てて臨む、というようなことを仰っていたことが思い出された。

 

ヒロトの話は、「やりたきゃやれよ。やれるよ」という話だった。やりたいことがあるとしたら、そこにくっついてくるものがある。何かをやるためにはそれを克服しなければいけない。子どもの時、やりたいと思うことがあってもくっついてくるものを克服できないからやれないんだ、だって子どもだもん、仕様がないよね。でも大人になったらそれを克服してやりたいことがやれるんだよ、だから子どもの時からやりたいことは変わってないんだよ、という話だった。

 

せっかくだから書き留めておきたいな、ということばかりに遭遇してしまったのでここに書いておく。でもさっさとアップして忘れてしまおう。