何を聴けたかって?エルビス・コステロ「オリヴァーズ・アーミー」のライブヴァージョンだよ。この前何気なくアップルミュージックでエルビス・コステロを検索していた。コステロの場合どうしても下の方へスクロールしてしまう。つまり初期の作品のアウトテイク集などないかなと思うわけだ。すると見つけちゃったよ。サードアルバム「アームド・フォーセス」のスーパーデラックスエディション盤を。ジャケットも最初のかっこいいやつに戻っているぞ。
どれどれ。どんな曲が入っているんだ、と思い見てみると、あるわあるわどっさりと未発表ライブが。その中に「オリヴァーズ・アーミー」も入っていた。
やっぱり初期ジ・アトラクションズサウンドは最高だ。口数の多いピート・トーマスのドラム、控え目に見えてチープな音をガンガン鳴らすスティーヴ・ナイーヴのキーボード、ベースのブルース・トーマスは堅実で安定している。コステロのギターもいい。
そんな彼らのセカンドアルバム「ディス・イヤーズ・モデル」のデラックス・エディションはとうの昔に発表されていた。だからサードアルバムのデラックス・エディションも出るかもと思いながらも発表されず今日に至っていた。僕が知らなかっただけかもしれないが。
デビューしてからのコステロは怒涛の如くアルバムをリリースしている。
1977-My Aim Is True
1978-This Year’s Model
1979-Armed Forces
1980-Get Happy!!
1981-Trust
1982-Imperial Bedroom
1983-Punch the Clock
1984-Goodbye Cruel World
ここら辺りまではカバーしていたが、もうこの勢いについていけなくなった(2020年までに32枚のアルバムをリリースしている)。最近ではイギー・ポップとシングルを出している。
中3の頃、ラジオでかかるロック・ミュージックを片っ端から録音していた僕は、「オリヴァーズ・アーミー」に出会う。「何これ、すごいいい曲だ」と思った僕はエルビス・コステロの名前を知ることになる。その後思い切って「アームド・フォーセス」を買ったのだった。1曲目「アクシデント・ウィル・ハプン」から圧倒された(「こんな曲があるんだ!って思った」)。「オリヴァーズ・アーミー」は3曲目だった。ここら辺の流れは何回聴いてもうっとりする。
そして1980年に「ゲット・ハッピー‼」リリース。A面10曲、B面10曲と大盤振る舞いだった。デビューから突っ走って来て創作欲もピークの頃だったのだろう(この後もピークは来るが。これが最初のピークだろう)。名曲含有率は高いのだが20曲と言う曲数の多さが名曲っぷりを少し落としているような気もする。
「アームド・フォーセス」デラックス・エディションに話を戻そう。ボーナストラックのライブには、「ゲット・ハッピー‼」の曲も含まれている。この前のニール・ヤングほどではないが、かなりのボリュームだ。「オリヴァーズ・アーミー」のイントロでの印象的なピアノこそキーボードで何となくアレンジされていたが、ライブならではの臨場感がある。
ファースト、セカンドの曲も混在しているから3枚目や4枚目の曲が始まると「おっ」と思う。「アームド・フォーセス」から8曲、「ゲット・ハッピー‼」から4曲収録されているので、これとデモ・ヴァージョンと合わせて19曲57分のプレイリストを作った。これはきっと幸せな57分間になるだろうな。
というわけで今日は4月3日土曜日である。昨年度はいろいろあったが新年度が始まった。今年度も昨年度に引き続き県教委からは「軽業」と認定された。僕は級外で4,5,6年の社会を担当することになった。算数からは離れることになったのが少し残念だけど、そんなこと言ってる場合じゃない。それにこの2日で頭がすっかり「社会科」になってきた。そして職員室の雰囲気は劇的に変わった。もちろんいい方向に。僕は「何とかやっていけるかな」と思っている。
(もう1回)というわけで、毎日書いていたこのブログのこともどうしようか考えている。とりあえず、しばらくは休業しようかな。その後のことはその時考えることにしよう。しかし453記事、よく書いたなあ。
今まで読んでくださった人へ。どうもありがとう。またいつか。
最後に書くのを忘れてた。ミスチルの「シーソーゲーム」は聴いた時、笑っちゃったな。コステロチックで。桜井和寿も確信犯だったんだよね、きっと。