hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

「無気力」→「普通」→「楽しかった」

かろうじて地元で1番の高校に滑り込んだ僕だったがその後の3年間はどうだったのか?

 

タイトル通りである。僕は入学できたのでもう勉強はしなくてもいいと勝手に思い込んでいた。そして、どんどん授業についていけなくなった。部活はラグビー部に所属した。しかし練習はきつく、1年の後半に辞めた(これ以上続けたら確実に死ぬ、と思った)。高1の時よく僕はある友だちから「無気力なやつ」と言われていた。同じ中学からの友だちだったから、その時とのイメージとの違いに腹が立ったのだろう。新しく友だちになった人はあまりいなかった。

 

しかし音楽にはもう目覚めていた。それに胡坐をかき「俺はこんなの聴いてるんだぞ」と密かに思っていた。まあ高1だからな。しゃあないか。

 

高2になっても授業には相変わらずついていけない。古典では、何と赤点以下の点数をとってしまった。これはさすがにいかんと思い、少しずつ勉強するようになった。同時に友だちもできた。何で俺なんかと仲良くしてくれるんだ、とも思ったが学校生活が少しずつ楽しくなってきた。成績が少しずつ上がって来たのも影響があったのかもしれない。部活は辞めていたので帰宅部だった。そして家で音楽を聴いていた。初めて一人旅をしたのもこの頃だった。

 

高1と高2はもうこれ以上書くことがない。しかし高3はいっぱいありそうだ。

 

高3になって中1の時に仲良くしていた秀才と再びクラスが一緒になった。そこからクラスにいる時間が段々楽しくなってきた。そいつといると、何だか楽しいのだ。ムードを作るのが上手いというか。僕はそのムードに乗っかっていればいいだけだったので楽だった。

 

それに加えて何故だか分からないが、僕にガンガンコミュニケートしてくる女子がいた。その子は1年の時に生徒会に入ってバリバリ意見を言っていた帰国子女だった。その子に目をつけられた僕は何かと話すようになった。ところが。友だちの秀才は、その子に恋をしていた。僕は全然気づかなかった。だから僕としては普通に彼女に接していたつもりだが、彼にとってはそれが面白くなかったらしい。そして怪しんでいた。僕が彼女を好きなんじゃないかって。また、彼女が僕を好きなんじゃないかって。そのうち僕達は段々友達の輪が広がり、休日にみんなでプールに繰り出すまでになっていた。

 

そして僕は去年から気になっていた女の子に告白をすることになった。秀才はそれで安心したらしい。僕を気持ちよく応援してくれた。めでたく告白が成功して付き合うことになったが、それでも帰国子女とは親しく話をしていた。

 

ある時、みんなで彼女の家に行こう、となったのだが彼女の自転車がパンクしてしまい、僕の家で修理することになった。僕が修理しているところを見ていた母からは後から、「あの子、絶対あんたに気があるよ。あんたを見る目つきで分かる」とドラマのようなことを言われた。僕は彼女のことは嫌いじゃなかったがそんなことしたら(←何をするんだ)秀才にも今付き合っている彼女にも大変な裏切り行為になる。これ以上仲良くなるまい、と決心したのであった。青春だなあ。

 

2学期の学祭が終わった頃、僕は友だちとつるむのをやめた。一人図書館へ行って受験勉強なるものを始めたのだ。付き合っていた彼女とは手紙で文通していた(廊下でやり取りをしていた)。

 

 

                 (ここでやめるわけにはいかなくなってきた)