hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

クラプトンを聴いてチャボを思い出す

正確には、「エリック・クラプトン『461オーシャンブールヴァ―ド』(1974)の1曲目を聴いてチャボのスライドギターを思い出した」である。

 

こんな名盤聴いたことがないの?と言われそうだが、聴いていないのだ。クラプトンは嫌いだったのだ。理由は女々しそうでギザギザしてなさそうだったから。クリームにもギザギザは感じられなかった。最近魔が差すことが多いが、今回もそういうわけでこのアルバムに手を出してしまった。

 

しかし1曲目「Motherless Children」のイントロで突然入って来るスライドギターを聴いて、「あっ、チャボだ!」と思った。そうか。チャボ、あなたがクラプトンから影響を受けていることがよく分かったよ。このスライドの部分だけで記事が書ける人もいるだろうな。とてもかっこいい。

 

当時のクラプトンはというと最悪に近い状況から脱しつつあった、と記憶している(←雑学だけはある)。薬物依存で苦しんで、その窮状を見た友だちがクラプトンを助けるためにコンサートを開いたこともあったような気がする。

 

いつものやつで調べてみるか。頼むよ、ウィキペディア

 

 

いや、いつも甘えてばかりもいられない。もう少し曲を聴いてみよう。

 

2曲目は「Give Me Strength」。「強さを与えて下さい」ってことなのかな?薬物やアルコールに依存している自分が嫌でたまらなかったのかな。荒んでいたのかな、と思わされる女々しい曲だ(と思われる)。

 

4曲目の「Get Ready」は最後の最後が特にいい。ギターが入ってソロに行くか?っていうところでやめている。そして笑い声。初めてクラプトンにかすかなギザギザを感じた。

 

5曲目は有名な「I Shot the Sheriff」。1曲目から聴いているとこの曲が元気よく聴こえる。確か大ヒットしたよな。

 

6、7曲目はもうスライドギターにウットリするばかりである。素晴らしい。気持ちいい。今更だけど。

 

8曲目の「Let It Grow」はもう名曲としてファンに認知されているのであろうと思われる。冒頭何となく「天国への階段」を思わせるところも語り尽くされているのだろうか。歌詞は「成長させよう」ってことか?意外なことだがさっきから何を歌っているのか気になる。

 

9曲目は元気な曲だ。誰かのカバーか?10曲目も元気というか、アメリカ南部の音だ。

 

本編はここまで。デラックス・エディションには、5曲のアウトテイク、ハマースミスでのライブ音源が収録されている。

 

もうそろそろウィキペディアに頼ってみるか。

 

「いとしのレイラ」はこの作品の直前に作られたのかなと思ったが1970年だった。その後様々なセッションにギタリストとして参加したりデレク・アンド・ドミノスとソロ名義のライブアルバムを発表したりしている。そして1974年にこのアルバムを発表したというわけだ。デラックス・エディションに収録されたライブは1974年の12月の公演のものだった。9曲目はロバート・ジョンソンのカバーだということだ。ありがとう、あっという間にいろいろな疑問が解決したよ。

 

歌詞も調べたいな。

 

出典はよく分からんが一部引用させてね。

 

「Give Me Strength」神よ、私に強さを授けてください/これからも続けていけるだけの強さを/私の魂の故郷はハイウエイを降りた所/たくさんの過ちを冒してきました/どうか、強さを授けてください/これからも続けていけるだけの強さを

 

「Let It Grow」2題目・・・僕の気が変になっているのか確かめる兆しを探している/僕が頼れる友だちを得ることは大変な努力がいるけれども/もはや何も隠し事はない/君の愛を植えて成長するのを見守るんだ

 

うーん、女々しい。しかし、僕も女々しいのがよく分かった。クラプトンに賛成だもの。「レイドバック」というとどこかのんびりした、ゆるい音楽をイメージするがどうもそうではないらしい。

 

エリック・クラプトン。すごい人として認知されているけれど心の中はズタズタだったのか。その後も、そして今もそうなのかな。どうやら遂にクラプトンを聴く時がきたのかもしれない。