hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

ウィルコ・ジョンソンの動きは明らかに変だった

NHKのBSでイギリスの音楽番組を毎日放送している(「MUST BE UKTV」)。ある時、ドクター・フィールグッドが出演するのを知って早速録画した。ギターのウィルコ・ジョンソンが動いているところを見るのが目的だった。

 

代表曲の「She Does It Right」が演奏され始めた。「かっこいい」僕はそう思いながらウィルコだけを見ていた。するとどうも様子がおかしいことに気づいた。

 

前に出たり後ろに下がったりするのだがこの動きがあやしい。これは見てもらうしかないが、突然一直線に前に出たかと思うと、そこでしばらく演奏を続け、また突然一直線に後ろに下がるのだ。これを何度も繰り返している。この動きがすごく怪しくてすごく変ですごく怖い。彼は不審者だ、生活不適合者だ、と確信するに至った。

 

僕が知っているウィルコ情報は、指でピッキングをすること、そのため時に手やギターが血だらけになることがあること、ドクター・フィールグッド脱退後、1978年ソリッド・センダーズを結成(1曲目が最高にかっこいい)、鮎川誠と2枚のセッションアルバムを出している、元ザ・ミッシェル・ガン・エレファントアベフトシに影響を与えたことぐらいだ。

 

これは調べてみるしかあるまい。

 

するとあったあった。

 

ウィキペディアよ、引用するよ。

 

「ギターとアンプを繋ぐコードに伸び縮みするカールコードを使用し、引っ張ったり引き戻されたりするようにステージを前後に移動しながら、英語圏では「Clockwork movement」と表現されるカクカクと機械仕掛けのように動くアクションで、観客に異様とも言える眼光を向ける様は、鎖に繋がれた狂人が暴れているようなイメージを彷彿させる。また、ハイライトは・・・・」

 

やはりそうだったのか。僕が見た時だけじゃなかったんだ。僕の「笑えるくらいカッコいい」リストに入る勢いの動きである。音はかっこいいんだよ。とっても。

 

198年代からまあまあコンスタントに活動を続けていたが、2013年にすい臓癌という重い病を患っていることを発表。しかしそれをも乗り越えて彼はカムバックした。2014年には「Going Back Home」、2018年には「Blow Your Mind」というアルバムを発表している(現在73歳)。今その「Blow Your Mind」を聴きながら書いているんだけど、音、というか曲は相変わらずだ。でもそれがマンネリに聴こえる前にウィルコのギターが相変わらず唸っている。そっちの方が大きいから聴いていてつまらなくはない。ヴォーカルも渋くていい。普段は物静かなインテリらしい。

 

 

 

というわけでウィルコ・ジョンソンのことを書いたが、イギリスへ行ったりアメリカへ行ったりと忙しい音楽生活である。

 

 

次の音楽ネタはきっとクラプトンのことになるよ。俺がエリック・クラプトン?自分でも信じられない。