hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

プリンスよ、僕の時間を奪わないでくれ

もうお分かりだろう。「サイン・オブ・ザ・タイムス」(1987年リリース)(スーパー・デラックス)。92曲、8時間2分だ。一体いつ聴けばいいんだ。ここはひとつ冷静になってどんな構成になっているか確認してみよう。

 

1枚目2枚目は「サイン・オブ・ザ・タイムス」2020年リマスター版。

3枚目いろんなバージョン。

4枚目アウトテイク集になるのかな。

5枚目はなんだ?アルバムか?

6枚目も分からない。

7枚目8枚目。「サイン・オブ・ザ・タイムス」ライブ。

 

調べてみるか。

 

3枚目:シングル、ミックス、エディット集

4~6枚目:秘蔵音源集

7、8枚目:ライヴ・イン・ユトレヒト(1987年6月20日

プラスDVD:ライヴ・イン・ペイズリー・パーク(1987年12月31日)

 

全92曲のうち63曲が未発表トラック。未発表音源には幻となったジャズファンクアルバムのスタジオセッションテイクが含まれている。

 

なるほど。これはアルバムを絞って聴くしかなさそうだ。

 

何を隠そう、僕はプリンスの大ブレイクアルバム「パープル・レイン」(1984)を持っていない人だ。今も。次作、「アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ」(1985)を買ったのは2000年以降だ。ただ、高校時代に「1999」(1982)は貸しレコード屋さんで借りたよ。言い訳するようだけど、とても気に入ってたよ。でも、大学に入ってから発表された「パープル・レイン」は何でだろう?みんな最初大騒ぎしていなかったはずだ。それがしばらくすると手の平返したように絶賛し始めたからちょっと冷めちゃったのかな。でも「1999」に比べて大仰な作品だったからなあ。MTVで観るライブパフォーマンスや「When Doves Cry」は凄い!と思ったけどね。「Parade」(1986)も「Sign O’ the Times」(1987)も後追いでCDで買った。初めてリアルタイムで買ったレコードは「Lovesexy」(1988)だった。この作品は今ではアップルミュージックからも抹殺されている。僕も「うーん・・・」という評価だった。

 

そんな僕が再びプリンスを聴くようになったのは、彼の死(2016)の前に発売されたアルバム「ヒット・アンド・ラン・フェーズ・ワン」「同トゥ」(2015)を聴いたのがきっかけだ。その頃僕はブラックミュージックを聴くべし!モードに入っていたのでプリンスも当然聴いてみることになる。いろいろなブラックミュージックで鍛えられていたからか、この頃のプリンスのことも気に入った。

 

いかん。そろそろこのアルバムについて書かなければ。4枚目を聴きながら書いているんだけれど、内容は悪いわけないじゃないか。しかしほんっとに完成度が高いな。何で発表しなかったの?って曲ばかりだ。ずっと聴いていたいと思わせる中毒性を持っている。ジャムセッションが延々続いていても気持ちよく聴けるバンドは珍しい。しかし、もしかしたらいろいろな時期のプリンスを聴いた今だから言えるのかもしれない。やっぱり本編に収録されているタイトル曲や「Housequake」等の曲の方が爆殺力がすごい。

 

結論。以前書いたが、プリンスはシャッフルして聴くのが一番気持ちよいアーティストだと思われます。以上。

 

しかし残念なのは、プリンスマニアじゃないと全曲聴かないし覚えきれないんじゃないかな、ということです。