hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

おめでとう、40周年。I wanna be with you tonight, Moto!

佐野元春。僕がこんなに彼に入れ込むことになろうとは、デビュー当時は思いもしなかった。

 

ラジオ番組の「サウンドストリート」で彼が初めてDJになった時から聴いてはいるんだよ。「アンジェリーナ」も「ガラスのジェネレーション」も好きだった。しかし、彼が力を込めて作った「サムデイ」にはどうものれなかった。今思うと馬鹿な奴だ。その後の衝撃作「ビジターズ」は聴きもしなかった。「Café Bohemia」もだ。何てひどいんだ。今聴くと素晴らしい曲がたくさんあるじゃないか。

 

しかしその3年後にリリースされた6th「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」(1989)で再び彼の作品に触れるようになった。僕が気に入ったところは、日本語が増えていたことだ。未だに日本のロックミュージックで使われる英語の歌詞に引っかかっていた僕にとっては喜ばしいことだった。「約束の橋」での「今までの君は間違いじゃない」という歌詞は、ばっちりその当時の僕の気分にフィットした。「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」「ボリビアー野性的で冴えてる連中」「ジュジュ」「愛のシステム」をよく聴いていた。

 

しかしまたまたかなりのブランクを経て(ポツポツとは聴いていたが。「THE BARN」「Stones and Eggs」とか)、佐野がコヨーテ・バンドと組むようになってから再び、そして本格的に彼の作品を聴くようになった。実はコヨーテ・バンド初期のライブの様子を観て「佐野のボーカル、やばいことになっているぞ、声出てないじゃん」「もう終わったのかな」と少し、いやかなり心配していた。

 

しかし、アップルミュージックで検索して佐野の音楽に触れやすくなった頃からボーカルは復活しようとしていた。安心した。そして佐野は新たなボーカルスタイルを獲得したと確信するに至った。その声には微妙にハスキーな成分が含まれている。それに気づいてからは、初めて佐野元春どっぷりの日々が始まった。コヨーテ・バンドとしては3枚目になるのかな「BLOOD MOON」の「境界線」「本当の彼女」「優しい闇」「いつかの君」「キャビアキャピタリズム」や4枚目「MANIJU」の「現実は見た目とは違う」「新しい雨」「禅ビート」などを聴くとその素晴らしさに嬉しくなっちゃう。

 

いやホントに心の底からおめでとうと言いたい。そしてこれからも頼むよ、いい音楽を聴かせてくれ、と思う今日この頃だ。