hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

生誕80周年だそうだ

ブルース・リーのことだ。「燃えよドラゴン」「ドラゴンへの道」だ。いやあ、いいっすね。

 

いいっすね、しか言葉が出てこないが、もう少し冷静に書こう。

 

まず、「燃えよドラゴン」の冒頭では、オープンフィンガーグローブを着けて試合をしている。脛あてまで着けている。その凄さは、ああ、どう言ったらいいのだろう。2020年の今も息づいている凄さである。つまり今の総合格闘技ではオープンフィンガーグローブを使用することはポピュラーになっているのだ。オープンフィンガーグローブ自体は、マニアックな格闘技の世界で(1927年から)使われてはいたが、50年も前のエンターテイメント映画で使用するというのは、虚構の世界にリアルファイトを届けようとしたブルースの意志を感じる。今思えば、だけどね。

 

そしてこの試合の最後は寝技で仕留めている。首と腕を決めて。信じられる?今と同じスタイル、つまり打撃と寝技を駆使して闘っていたのだ。ブルースはとかく打撃の素晴らしさが語られがちだが、「死亡遊戯」での肩固め、「ドラゴンへの道」でのスタンディングでのギロチンチョークなどの技も格闘シーンに織り込んでいる。カニばさみも得意技の一つだった。リアルファイトを届けたかったブルースにとっては打撃だけでは不十分だったのだろう。

 

もし、今ブルースが総合格闘技のファイターだったら・・・を夢想する人はたくさんいると思うが、僕は結構いい線行くと思う。何故なら最後に仕留める技と気持ちの強さを持っているからだ(相手に密着するまでの攻防が一番大変だろう)。ハイキックや後ろ回し蹴りは捨てて、ローキックに徹する。そこから相手に密着できると勝機はあるのではないだろうか。

 

それより彼にはコーチになってほしい。世界的に有名なセリフ「Don’t think ,feel」や、相手から目を離さずにする礼。コーチになるにはもってこいじゃないか。もともとジークンドーという格闘技を始めたのも彼だから、そこから有望な選手を出す。セコンドにはブルース・リー。最高だ。グレイシー柔術みたいで。