hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

「Angelheaded Hipster:The Songs of Marc Bolan& T.Rex」その2

検索してみると、この作品はハル・ウィルナーが生前に手掛けていたとのことだ。彼はクルト・ワイルの作品をトリビュートしたアルバムも作っていたな。ルー・リードの「セプテンバー・ソング」は最高だった。ますますこの作品に対する信用度が上がった。

 

まずセレクトされた曲が渋い。ティラノザウルス・レックス時代からも選曲されている。曲順もよく考えられている。最後の2曲をメドレー方式にしたのはかっこよかった。その最後の曲もメドレーになっているのもかっこいい(最後の最後がRide a White Swanなのもいい)。

 

ハル・ウィルナーは今まで制作したどの作品も丸ごと一つの作品として聴いてもらいたい人なのだろう。だからこそこの選曲であり、アーティスト達であり曲順なのだろう。どの曲にもマーク・ボランへの深い愛情を感じる。勿論演奏するアーティスト達にもマークに対するリスペクトを感じる。しかし、大メジャーな曲ももっとやってもらいたかったなあ。勿論このアルバムに収録されているのもいい曲達なんだけど、幕開けが「Children of the Revolution」なだけに尚更そう思った。

 

4:「Scenescof」:ティラノザウルス・レックス。原曲より落ち着いた曲調。デヴェンドラ・バンハート?誰だ?

 

7:「Dawn Storm」・・・これを選んだか!やられた、の1曲。この曲が収録されているアルバム「Futuristic Dragon」は好きだった。1枚丸ごと好きだった。T. rexもJUNさんに借りたなぁ。

 

16:「The Street and Babe Shadow」・・・これを選んだか!その2。原曲もいい曲だよなあ。バックトラックがかっこいいぞ。こんな曲あったっけ、というくらいオシャレにアレンジされている。

 

17:「The Leopards」・・・これを選んだか!その3。ボーカルが渋い。ギャヴィン・フライデイって誰だ?あとで検索する必要があるぞ。

 

18:「Metal Guru」・・・もったいない。もったいないぞ、ネーナ。こんないい曲をあてがってもらいながら。あの浮遊感のある音程を完コピしてくれよ。「♪Metal Guru is it you」のところはかっこいいだけにもったいない。

 

19:「Teenage Dream」・・・マーク・アーモンド。素晴らしいじゃないか。この曲に合うぞ。原曲とは違ったドラマティックさも弦を使って盛り込み込みつつ曲は進む。ウッドベースだけをバックに歌うマークがいい。おっと間奏にタンゴ導入か?戻って来ることができるのか?と思わせつつちゃんと戻ってくるところにも好感が持てる。

 

21:「Planet Queen」・・・トッド・ラングレンよ。そこまでジャジーにしなければいけなかったのかい?

 

22:「Great Horse」・・・ティラノザウルス・レックス。ジェシー・ハリス。また知らない人が出てきた。可愛い曲を可愛く歌っている。

 

23:「Mambo Sun」・・・ショーンだけで歌えばよかったのに。そしてもっと父親色を出せばよかったのに。ジョン・ミーツ・マークみたいなのを期待していたんだけどな。

 

24:「Pilgrim’s Tale」・・・ティラノザウルス・レックス。声がいい。ヴィクトリア・ウィリアムス&ジュリアン・レノン!そうか、そうだったのか。ジュリアン、もっと活躍してくれよ、と思いつつ元気なんだと安心。原曲を初めて聴いたけどいい曲だ。

 

25:「Bang a Gong(Get it On)」[Reprise]・・・前曲からこの曲になだれ込む。今のデヴィッド・ヨハンセンだからこういう賑やかジャジー路線は仕方ないか。許す。そして最終曲へなだれ込む。

 

26:「She Was Born to Be My Unicorn/Ride a White Swan」・・・最後はティラノザウルス・レックスか。「Ride a White Swan」へのつなぎも完璧だ。演奏が終わってもしつこく歌い続ける姿に好感を持つことができた。

 

 

このアルバムを聴き込むとどうなるか。そう、原曲を集めてこのアルバム通りに並べたプレリストを作ることになるんだ。近日中にそうなりそうだ。

 

直ちにデヴェンドラ・バンハート、ギャヴィン・フライデイ、ジェシー・ハリス、ヴィクトリア・ウィリアムスの検索活動に入らねば。

 

あ、アマゾンでは賛否両論というか否の方が多かった。