僕のブログに時折コメントしてくれるJUNさんからショーン・レノンの名前が出た時にふと、ジュリアンは今どうしているだろうか、と思った。日曜日にそれを思い出してアップルミュージックで検索してみると・・・。なるほど、長いブランク(1998年『フォトグラフ・スマイル』からアルバムを出していないようだ)があって、2011年にアルバムを出している。9年前なら47歳くらいの時だな。
そのアルバムを試聴してみる前にどうしても彼のデビューシングル「ヴァロッテ」(1984)を聴きたくなってそっちから先に聴いてみた。おおっ、まるでジョンだ。そうだった。こんな声だった。一気にジョンの新作を聴いている気分になったがどうももう一つ何かが足りない。曲にもうひとひねり欲しいなと、思った。
最新作「Everything Changes」(2011)の方は聴くのを迷ったが、結局試聴してみた。(アコースティックバージョンの方を聴いた。これは2013年リリースらしい)
素晴らしいじゃないか、ジュリアン。50歳でついにここまで来たんだな。
まず声が素晴らしい。やはり、デビュー当時は父親を意識していたんだな。今の声の方が断然いいぞ。いろんなしがらみから解き放たれた彼本来の声なのだろう。それが心地よく聞こえる。
次に曲がいい。デビュー曲は物足りなさを感じたと書いたが、今作はそんな風には思わない。かといって凝った曲の展開というわけでもない。僕の好きなエイミー・マンのような曲調、「ややビートリー」な曲,「ん?バッドフィンガー?」な曲など、いろいろだ。
全14曲、1時間4分は少し長く感じるけれど。でも今のところ僕の今年ベスト1かもしれない。いやあ、幸せだなぁ。
今、何してる?早く次の作品を聴かせてくれよ。
と思いつつ、ググっていたら、ガン?摘出?ん?そうだったのか。心配だな。