hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

AIグレン・グールド

7月24日金曜日の「ららら♪クラシック」は「渋谷慶一郎が語る~テクノロジーと音楽~」と題した興味深い内容の番組だった。

 

冒頭にAIグールドが登場して、「ゴルドベルグ」のさわりと、グールドが演奏しなかった曲をAIグールドが演奏した。AIグールドとは、「グールド風に」弾けるようなAIが組み込まれた自動ピアノのことである。演奏中「AIはグールドのタッチやテンポを加味してどんな楽曲でも演奏できる」というテロップが入る。渋谷氏は「グレン・グールドの短い音」「全体的に音が長くなくて短い」「ドライだというのはうまくシュミレーションされている」とコメントする。そしてこうも言った。「すごい演奏家って狂気を持っている」「その狂気をAIに忍び込ませられたらすごく違うんでしょうね」「一番人間の極端な部分。狂気みたいなものが入ると面白くなっていく気はした」

 

僕は、グールドの秘密を探るのに夢中な人間なので、「タッチ」「テンポ」「短い音でドライ」と言う箇所に耳そばだてることになった。そうか。グールドにはそういう秘密があったのか。何となく分かる。

 

しかし肝心のAIグールドは、僕には「なんちゃってグールド」に聴こえてしまった。渋谷氏が最後に述べた「狂気」がないからだろうか。

 

番組後半は、平沢進だったらどう思うだろう?という内容だった。後日書けたらな、と思っている。


これがめでたい200回目の記事となります。もうこうなったら365回記事を書くぞ。