hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

アンチのアンチ

昨日はアントニオ猪木のことについて書いたが、そうなると前田日明のことについても書きたくなった。「プロレスに市民権を」をうたい文句に世間やジャイアント馬場の「全日本プロレス」と戦っていた猪木は、「アンチ世間」「アンチ『既存のプロレス』」の人だった。
 

その猪木に対して「アンチ猪木」という立場をとったのが、前田日明だ。「真剣勝負のプロレス」を目指し(ほんとはそうではなかったのだが)、当時50歳を超えてもなお新日本プロレスのトップだった猪木に牙をむいた。そこら辺の経緯は昨日同様いろいろあるので書いているときりがない。が、ひとつ書くとすれば、UWF新日本プロレスに戻ってから行われた、猪木VS藤原の試合結果に納得がいかなくて、試合後リング上で猪木に放ったハイキック。これが、「アンチ猪木」を印象付ける決定的な出来事になった。
 

その後、紆余曲折があり(これも書くと長くなる)、今度は前田が牙をむかれることになる。「アンチ前田」の急先鋒は、船木誠勝だった。歴史は繰り返されることは、プロレス界の歴史をみればよく分かる。しかし、「過去の遺恨を平気で水に流すことができる」こともプロレス界の七不思議?のひとつだ。