hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

笑えるくらいカッコいいパート2

以前、笑えるくらい奇異なものほどカッコいい例として平沢進を挙げたが、今回は岡村靖幸である。「岡村ちゃん」である。
 

彼の何が笑えるか?それは歌詞とダンスである。日本ロック史上初めて、歌詞に自分の名前を織り込んだ偉大なるロッカーである。セカンドアルバム「DATE」収録の「いじわる」のサビで、「愛されていたいならば聞かせてよBedでのlove song 愛されていたいならば 靖幸にBedでのlove song」と高らかに歌った。そしてあろうことか、サードアルバム「家庭教師」でのタイトル曲では「撫でちゃいたいかい? 僕の高層ビルディング 優しく素肌で 靖幸ちゃんが寂しがっているよ ベッドで勉強させて」とあからさまに、あられもなく歌っている。初めて聴いた時はもうそれはそれは気持ち悪かった。

 

でも気持ちよく聴こえるようになるまでには時間はかからなかった。なぜかというと、彼はとても生真面目に「愛」や「幸せ」といった大きなテーマを歌っているからだ。それは彼にとって切実なものとしてデビューから一貫して今も続いている。この生真面目さが彼を信頼するに足るアーティストとしての基盤なのである。じゃなかったら、とっくにこの世界から消されているはずだ。しかし2回も甦ってきた。

 

ダンスは、初期はマイケル・ジャクソンとプリンスの影響を濃厚に受けていたが、歳をとってかなり太った岡村が当時と同じキレキレのダンスをしているところが笑える。いやカッコいい。これはぜひDVDを見るべし!だ。

 

先日の「関ジャム」に出演(!)してからずっと「岡村ちゃん」ばかり聴いている。