平行四辺形の求積の学習に入る前に、正方形・長方形の求積方法を聞いたとする。
C:正方形と長方形は出せる
T:何で?
C:数えたから C:計算したから
このやりとりで終わっから、平行四辺形の求積を求める授業を見たことがある。これだけのやりとりで平行四辺形の求積に入るのは少し無理があるのではないだろうか。
C:正方形と長方形は出せる
T:何で?
C:数えたから C:計算したから
↓
T:何を数えたら出せたの?
→これを言えない授業者が多い
なぜか?
・それは、何がこの教材で大事か分かっていないからである。
・なぜ、正方形と長方形の面積が出せるのか、児童に突き詰めて聞かなければならない
・児童は、分かっていると思っている(公式を使ったから)。しかし、はっきりしていない状態である。
↓
1㎠がいくつあるかで面積は求められる、ということを押さえられれば、次に平行四辺形を提示した後、「ななめになっている。どうしよう。」という疑問が浮かび、課題へとつなげられるのではないだろうか。
既習事項は必ずしも既知なわけではない。「既習を使って」「既習をそろえる」という言葉をよく指導案で見るが、個々によって理解度は違う。だからこそ、授業で児童に突き詰めて問い返し、既習事項をはっきりさせ、本時の課題へつなげる必要があるのではないだろうか。