できればしたくない

 それは、授業ごとにする「挨拶」だ。多くの先生は、授業を始める時は「起立、今から〇〇の勉強を始めます、礼、着席」を、授業を終える時は「起立、これで〇〇の勉強を終わります、礼、わかれ」に似たようなことをしているのではないだろうか。僕もしている。礼と同時に「お願いします」「ありがとうございました」と言わせている先生もいる。
 でも本当はしたくない。僕は、教室に入ってすぐに、「じゃあ始めるね。」と言って授業を始めたいのだ。今は習熟度別算数少人数担当だから、すぐに問題提示をするか、児童に話しかけたいのだ。と同時に、授業が始まったら自分達で授業を始める子どもに育てたいのだ。
 「授業と休み時間のけじめをつけるため。」と多くの先生は言うだろう。「今から〇〇の勉強をするぞ、という気持ちを作るため。」とも言うだろう。「卒業式の時の練習にもなる。」と言う人もいるかもしれない。
 しかし、どんな理由を言ってもそれは形式的なものでしょ?という思いがぬぐえない。朝の会と帰りの会に、力いっぱいの気持ちを込めて挨拶をすればいいのではないか、と僕は思う。勿論自分のクラスだけそうするわけにもいかないし、そんなことをすると級外の先生も困ってしまうだろうし、勝手なことはできないんだけれど。それに子ども達にも聞かなければいけないだろう。
 でも何でもそうだけど、何の疑問も持たずにやるのは嫌いなんだ。
 ノーチャイムの学校があるように、ノー挨拶の学校があってもいいんじゃないかな。